最近の活動報告(令和6年2月~令和6年3月)

 *印の活動は、年間事業計画から変更または追加された活動です。

*4-1 水戸市「渡辺会員別宅」整備
 令和6年2月2日(金) 9:00~15:00 晴れ 参加者 会員9名
 会員の渡辺さんから、整備している家の建物の近くの木を伐ってほしいとの話があり、「木工の家」に集まる会員を中心に集まっていただきました。今回の作業の責任者は、町田さんです。当初は、木登りをしないといけないとのことだったので、太田さんにも参加していただきました。
 まずは、倒したい木の状況確認。建物側に枝が偏っているので多少の心配はあるが、荷重的にはチルホールで引けると判断。伐採する木は、母屋と乾燥小屋の2カ所の北側に隣接しており、2手に分かれて作業することになりました。二股に分かれていたり、幹や枝が交差したりしているので、伐る順番に注意が必要です。そして、作業が始まってしまえば、ロープを掛けて、チルホールをセットして、チェンソーで切り倒して、枝払いと玉切りをして片付けるという、いつもの手順で進みます。ヒノキ、スギ、サワラ、ビワを伐採したところでお昼となりました。
 昼食は、庭でお湯を沸かして御前山ラーメンを用意していただきました。ごちそうさまでした。そして、食後のコーヒーを入れていただいてしばしおしゃべり。何しに来たのかわからないくらい話が盛り上がっていました。
 午後からは、入口道路側の栗の木などの剪定。栗の木の枝の付近には電話線が通っているので慎重に処理しなければなりません。高枝切り鋸と樹上作業で道路にはみ出した枝を順次切断。混みあった枝や枯れ枝なども切除してスッキリしました。畑内の他の樹木の整備も行われ、本日の作業は終了となりました。他にも切りたい木があるので、家の整備の状況を見て再度依頼するとのことでした。参加者の皆さんお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-2 笠間市 「東性寺裏山」整備
 令和6年2月4日(日) 9:00~15:00 くもり 参加者 会員8名
 冬の寒い日が続き、明日、あさってと雪の予報。集合時間になるときっちりと集ってくれました。今日は前回同様、巣箱の取付、篠刈り、コナラの伐倒。巣箱は前回の経験で4人でok。残りは下に居ても寒いだけと言う事で、それぞれに準備し、軽トラで山頂へ道工具を運搬して作業開始。巣箱は町田さんが改良を加え、木登りの浦井さんも手際よく箱の固定が出来ました。近くでコナラの伐倒メンバ―がコナラを倒した所で全員で小休憩。すると陽が出て少し暖かくなりました。午後は、篠刈り。刈払うと出てくる枯松の倒木を玉切りし、一定の所へ運び出して積み上げました。伐倒したコナラは、枝払い、玉切りし、積み上げて作業終了。残念ながら篠刈りは終了しませんでした。枯松の伐倒は活動毎に本数が増えて来ているようです。篠刈り、枯松の処理は次回に持ち越しです。本日は寒い所ご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

*4-3 水戸市「石川中学校」整備
 令和6年2月8日(木)9:00~15:00 くもり時々晴れ 参加者 会員11名
 風はないが床冷えする寒さであった。集合時間近くになると水戸市の救急車が進入して来ました。何? 教頭先生に聞くと今日は学校の防災訓練が体育館で行われるが、我々のチェンソーの騒音は気にならないと思いますと言ってくれました。作業は先月に続きフェンス横の立木の芯止め、剪定。低いフェンスの方が終わり、野球用の高いフェンスの方へ移り、芯止めの背丈の目安もフェンスの横スジに合わせ、作業がスムーズに行きました。太い幹はロープでグランド側へ引き、倒された木は枝払い、玉切り。枝は長さ1m程に揃えてフェンス横に積み重ねる。3班分かれ、上に登る人、下でロープを引く人、声を掛け合い、流れ作業のように進んで行き、全体の2/3程終わりました。これで来月の卒業式までには終わるのではと皆で確認し、作業終了としました。

(笠間市 石脇 忠)

4-4 阿見町「小池城址公園」整備
 令和6年2月12日(月)9時~15時 晴れ 参加者18名
 今年は暖冬と言われる通り、今日も最高気温は12℃で3月の陽気とのことです。厚着していると汗をかきそうになりました。本日は茨城県・阿見町・森林総合研究所・森林組合等の担当者が来られ、ナラ枯れ被害木の処理がメインの作業です。まずは、前回の活動で切り倒したナラ枯れ被害木の根株と太い幹を透明の丈夫なシートで密封し、その中に粘着シートを入れました。これは被害木に潜むカシナガの幼虫が成虫となって飛び出した際に他の木に寄生しないよう粘着テープで捕らえることを目的としています。次に被害木の幹や枝を大型のチッパーで粉砕しました。被害木が粉砕されると木が乾燥し、カシナガの幼虫は死滅します。このチッパーでは直径10cm程度の木まで粉砕できます。粉砕したチップは軽トラの荷台に積み込み、園内の遊歩道に敷き詰めました。2台の軽トラを使い、チップの積み込みと遊歩道への敷き詰めを交互に行い、効率よく作業しました。被害木だけでなく、園内の枯れ枝もこのチッパーで粉砕しました。枯れ枝を粉砕することによって、園内がずいぶんすっきりしました。枯れ枝がなくなることによって、障害物がなくなり、草刈りも楽になります。予算が許せば、毎年、チッパー作業を実施したいものです。これらの作業と並行して、朝一番に竹炭の火入れを実施しました。昼過ぎには火口を密封し冷えるのを待ちます。次回の活動日に炭出しを予定しています。


大型チッパー

(石岡市 浦井 稔)

4-5 那珂市「県民の森」整備
 令和6年2月15日(木) 9:00~15:00 曇り後晴れ
 参加者:会員13名
 午前中は薄曇りでしたが、春を感じさせられる暖かい一日。久しぶりに参加者も多い。今回は、残っていた刈草の片付けとイロハモミジやヤマツツジの剪定を行いました。
 先ずは刈草の片付け。もみじ谷奥の昨年1度だけ秋に草刈りをした部分の刈草をまとめて、イノシシ防除柵の外へ搬出しました。草集めは思いのほか重労働ですが、私が幟を立てたり、気になっていたイロハモミジの枯れ枝切りをやっている間にずいぶん下まで草が集められていました(写真)。いつもながら,皆さんのパワーには感心させられます。

 
             刈草集めは重労働                           この枝切っていいのかな~ 

 イロハモミジの剪定では、元庭師の吉崎さんの指導も受けて、枝の状況を見ながら重なり枝や交差枝を切り落とします。太い枝を切ると樹液が噴き出してきます。既に樹液を上げて芽吹きの準備が行われていることに驚かされました。
 休憩と昼食をはさんで刈草の処理と剪定を継続。もみじ谷の奥はきれいに草の処分が済みました。ナツツバキ植栽エリアは、落枝を拾い、刈草を散らしました。刈草の処理が済んだので、5月以後の草刈りがやりやすくなるでしょう。剪定されたイロハモミジやヤマツツジなどの枝は、イノシシ防除柵の外の集積場所に運びました。太い枝もあり、かなりの量の枝が積み上げられました。作業が一段落したところで、本日の作業終了。参加者の皆さん、お疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-6 水戸市内原町 「あすなろの郷」森林整備
  令和6年2月17日(土) 9:00~15:00 晴れ  参加者 会員9名
  広い平地。管理棟の工事の関係でキューイ畑がなくなり、この平地が畑にと変わりました。それに隣接する竹林が今日の整備作業場所。竹は伐採したあと枝払いせず3~4mに玉切り。後に重機にて谷側のくぼ地に運ぶとの事。取り合えず、竹の間引きや枯竹を伐採し、竹を積み重ねる。もう何年も手入れされていない竹林。孟宗竹であるが細い物が多くチェンソーでなく手鋸でも伐採出来た。予定の広さを8割方が終了。春の「たけの子」が楽しみです。あすなろの郷も今年度最後の活動でした。皆様ご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

4-7 潮来市 「水郷県民の森」整備
 令和6年2月18日(日) 午前9時集合~午後3時解散  晴れ 参加者8名
 天候に恵まれ最高の活動日和。寒くもなく暑くもなくスタート。参加者の8名はやる気満々。4名4名編成。1組はチェンソー班(伐倒作業)、2組は軽トラツクによる運搬班で、山積みされた小枝、丸太等の運搬作業をしました。
 流石に、活動に熱が入ると上着を脱ぎ、アンダーシャツになり、額に汗がたまる気温でした(気温16度~18度)。
 チェンソー班は、雑木の伐倒と玉切り作業、枝葉の整理作業を行いました。


古墳周りの整理作業

 運搬班は、1年前に古墳周りに積まれた小枝、篠竹、丸太等を、軽トラツク、シート、ストツカー等で集積場所へ運搬作業。一年前積まれた堆積物は一部堆肥化され、運搬作業にはかなりの労力が掛かり、流石に身体に応える。休憩を多く取り、甘いものや水分を補給し再開。
 午後も午前中の作業と同作業を開始。気温が下がり、活動していないと寒いくらいでした。伐倒作業で小枝の山が増え、次回も同様の作業になりそうだ。15時作業終了。ご苦労様です。事務所に終了報告し解散。

(取手市 豊島 剛)

4-8 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和6年2月24日(土) 晴れ 活動時間9:00~14:00   参加 会員8人
 前日の雪が夜のうちに止んで朝から快晴ながら寒い日でした。
 公園の復旧工事が進んで、業者が入り口近くの高速道路わき斜面の倒れそうな木の伐採作業をしていたため、作業を中断してもらって入園し、トイレ脇広場に駐車しました。
 中央広場、バーベキュー用かまどは水道が使えないので使用禁止となっています。周辺の整備は前回までで終わっていますので利用可能ですが水道復旧待ちです。
 こんなわけで今回は池の脇から避難小屋へ続く散策路周辺の枯れ松伐採を全員で行いました。このエリアは昨年から枯損木の伐採を始めたところで、かなりの大木で高さ15m超が多数あります。
 その中の1本は椎名さんの初めての伐倒デビューで、おそらく2度と見られない状況に遭遇しました。写真に載せますが、狙った方向に切り倒したところ、既に切っていた切株3個の上に切り倒された枯れ松が乗ってしまったのです。倒す方向を狙っての作業でしたが、切株の上に乗ってしまった予想外の結果に全員びっくりです。記録的な出来事で今後も繰り返しの体験はできないでしょう。
 この付近には自然の倒木もあって伐採が必要なものは10本以上ありますので、当分、このエリアの整備になります。
 
 今年度課題の北展望台周辺整備は、豪雨被害で取り付け道路の凹凸が激しく、修復が進まず車が入れないので、避難小屋周辺の整備になります。終了後は、中央広場と道路の間のフクロウ生息地とのことで手つかずの斜面を、鳥の習性に合ったかたちで整備を行うことにしたいとの皆さんの意見です。日立市の公園係に提案致します。皆さんご苦労様でした。


左の自株を切断後、自株と伐倒方向の切株2個の上に倒れて乗った!!
切断後に乗せたものではありません! その後玉切りして片付けました。
                                                            

(日立市 西村 啓)

4-9 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和6年2月24日(土曜日) 晴れ 9:00~15:00 参加者会員8名 
 今回は雑木の有効利用の為に、薪割りを実行します。
 キリットした今朝の寒さ。風もなく、作業に適した一日です。
 メンバーには事前連絡でお願いして有りました、種々の役立つ品物を持参いただきました。
 使用済み、あるいは使用されない材料です。トタン板、ブルーシート等を御協力いただきました。
 玉切の材は太めのものが多く、移動が大変で腰痛の原因の一つに成ります。気を付けて作業を行います。
 今回作業しても、今日中には終了しそうにもない量が有ります。老体(自分だけ)にむち打ち、マサカリ作業でした。大量のマキが割られてうず高く積み上げられ、トタンで屋根を乗せ、周りに紐をかけて、残りの作業は次回にする事にしました。参加者の皆様ご苦労様でした。

(土浦市 山本 稔)

4-10 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和 6年 2月 25 日(日) 9:00~12:00 曇天のち雨 参加者10名
 ここ数日寒い日続いている。天気予報では、午後から雨が降るぞとの予報である。当たらなくていい日に限って予報が当たりそうな雰囲気があるので、雨が降り出したら作業は終了する旨朝のミーティング時に伝えた。もう一つは、伐倒時の注意点。笛を吹くだけで安全確認を終わりにしていないか。周りの人も笛の音が聞こえたら確実に距離をとっているか。チェンソ―を操作する人も、周りの人も急がずゆとりをもって落ち着いて安全第一を忘れずに作業を楽しもう。

 しばらく晴天が続かなかったせいか足元は不安定だ。会員は、時に足が滑ってゴロンとなりそうになるがキョウジンな足腰により辛うじて転倒は免れる。かなりの急斜面であるから基本に忠実に足元を固め本懐を遂げた。
 昼休憩ごろから期待をしていない雨が降り出し解散を宣言して帰路についた。

(那珂市 神永 正千代)

*4-11 水戸市「水戸市森林公園」植樹祭
 令和6年3月2日(土) 午前9時30分~11時30分 快晴 参加者11名
 水戸市主催の恒例の植樹祭です。2つの会場、「百年桜の森」と「自然環境活用センター南斜面」でヤマザクラなどを植樹しました。当クラブは「自然環境活用センター南斜面」を担当し、ヤマザクラの他にオオシマザクラ、コブシ、ハンカチノキ(主催者資料による)を植樹しました。急斜面なので足下に気をつけながら作業を行い、いい汗をかきました。参加人数が多かったので予定時間よりも少し早く終了しました。

(城里町 斎藤 義則)

*4-12 水戸市「石川中学校」整備
 令和6年3月7日(木) 9:00~15:00 くもり 参加者 会員8名
 北風が強く冷たい日です。石川中周囲は田んぼ。風当たりが強く体育館横で風当たりを防ぎ、ミーティング。学校よりキャタツ、梯子を借り、リヤカーで運搬。高枝切りで梯子を掛けやすいよう枝払い。高さを合わせ芯止め。強風なので高い木の上では風にあおられない様、安全確認をし作業を進めました。下枝は風通し良く剪定。グランドが明るく感じました。
 午後は前年度より依頼があつた、図書館側へ桜の枝が道路半分まで伸びている枝。やっかいなのは枝の下に外灯用電線が通っていること。道路側に看視する人を配置し、ロープを使い慎重に下へ降ろし枝払い。玉切りに時間がかかりました。マテバシイの芯止めは4本程残ってしまいました。次回へと繰越です。参加の皆さんご苦労さんでした。

(笠間市 石脇 忠)

*4-13 水戸市 「森林ボランティア養成講座」参加
 令和6年3月9日(土) 9:00~14:45  晴れ 参加者:会員9名
 今年も、茨城県森林・林業協会主催の講座が開催されました。今回の募集は2月の会報に間に合わなかったため、急きょ、E-メールなどで参加者を募集して参加しました。連絡が行き届かなかった会員にはお詫びいたします。
 今回の「森林ボランティア養成講座」は、実践的な整備作業がメインです(昨年も同様だった)。最初に、水戸市森林公園の自然環境活用センター前の広場で開会式があり、主催者や関係団体から挨拶がありました。また、今回の講座に参加した団体(いばらき森林クラブ、なか自然の会、水戸森林クラブ)の各代表者の紹介がありました。その後,早速、北側の道を下った先の3つに区画されたエリアの林床整備を行いました。そこは、サクラの木の下にヤマツツジが植栽されていたらしいが、アズマネザサや低木、アケビやフジの蔓などが生い茂っており、ツツジは道からはほとんど見えない状態。午前中いっぱいかけてこの場所の刈払いと蔓切り作業を行いました。


皆が見守る中での伐倒作業

 昼食は、用意していただいた、ちょっと豪華なお弁当。北風を遮る植え込みでできたひだまりでいただきました。午後は最初に記念植樹を行い、その後、下刈りの済んだ作業場所でサクラの枯損木の除伐を行いました。いばらき森林クラブでは、広葉樹の伐倒に慣れていない会員が伐倒を担当。ロープ掛けなどの準備が済んだところで、チェンソーを持ってもらい、先輩会員の指導の下で伐倒。倒した木は、皆で玉切り・集積をしました。作業は、午後2時過ぎまで行われ、いばらき森林クラブでは3本のサクラの枯損木を伐倒・処理しました。他の団体が入った区画を含めて、見違えるように整備され、今年はヤマツツジの花が良く見えることでしょう。
 最後に閉会式があり、解散となりました。参加者の皆さんお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-14 笠間市 「東性寺裏山」整備
 令和6年3月10日(日) 9:00~15:00 晴れ 参加者 会員8名
 晴天に恵まれ冬の穏やかな日です。本日の作業は、枯松伐倒、枯松の倒木等玉切り、山頂部の篠刈りです。山頂途中の枯松が倒れそうで気になるということで行って見ると、3本あり、これは午後から行う事とし山頂へ向かいました。本日で篠刈りが片付くのではと期待して作業開始。篠藪の中の枯松の倒木は、玉切りし片付けないと前進出来ず、篠刈りも出来ずやっかい物である。枯松も昨年より本数が増えてきている。近じか松の木が全滅するのでは。篠刈りも山頂の平担部は終わり、左側の下り坂の部分のみ。午後の掛りに山頂途中の3本の枯松の伐倒。玉切りは、郡司さん、浦井さんであっさりと片付けてくれました。篠刈りはまだ2~3回掛りそうです。また頑張りましょう。本日はご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

4-15 那珂市「県民の森」整備
 令和6年3月14日(木) 9:00~15:00 i晴れ 参加者:会員11名
 3月もなかば。だいぶ暖かくなってきました。今回は、つつじ山のウワミズザクラの伐採とヤマザクラの低く垂れた枝の切除を行いました。
 伐採するウワミズザクラは、横に大きく枝を張っていて、隣接するコブシとサクラに圧力をかけていました。また、幹や枝が一部枯れていて危険なので植物園の担当者に話をして伐採することにしました。根元から一気に伐倒することも可能ですが、隣接するヤマザクラの枝や下敷きになるヤマツツジは無事では済まないように見える。そこで、伐倒の前に支障のある枝を切ることになり、太田さんがハーネスを着けて木登り。西側に張り出している枝は、そのまま切り落とすとイノシシ用防護フェンスをつぶしそうなので,ロープを使って吊りながら空き地部分に引っ張り込みました。他の枝も、次々と切り落とし、最後に牽引用のロープを取り付けて、樹上作業は終了。あとは伐倒です。
 幹が太いので、追い口を左右から入れなければなりませんでしたが、ほぼ目標の位置に倒すことができました。倒したウワミズザクラは玉切りして処理。枝は、フェンス外側の以前刈草を集積した場所に積み重ねました。コブシの根元なので、良い肥料になることでしょう。


倒したウワミズザクラを解体

 ウワミズザクラの伐採と並行して、ヤマツツジの上に被さっていたサクラの枝の切断も行いました。こちらは、高枝切りが活躍。さらに、ブリ縄の要領でサクラの幹が枝分かれしているところまでハーネスを着けて登り、チェンソーで枝を切断。ヤマツツジの上空がずいぶん明るくなりました。
 そして、最高齢の吉崎さんは、ツツジの株元の手入れとつる切りを黙々と行っていました。ヤマツツジは、花芽がたくさんついており、今年も朱いヤマツツジの花を楽しめそうです。
 参加者の皆さん、お疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-16 潮来市「水郷県民の森」整備
 令和6年3月17日(日) 午前9時集合~午後3時解散  晴れ 参加者9名、
 今回も天候に恵まれ絶好の作業日和でした。今回も、前回と同様に2グループ分け(チェンー班4名・運搬作業班5名)。作業を開始し、灌木、枯木の伐倒、玉切り、回収材のプール作り作業を行いました。
 回収運搬班は、軽トラツク2台で運搬、シート、ストッカー等にて回収場所への運搬作業を行いました。シート使用運搬作業は、作業効率が上がるがシート自体が破れボロボロの状態です。
 月ごとに整備の成果が表れ古墳周りが綺麗になり見違えるようです。15時作業終了。本日は、ご苦労様でした。事務所に、終了報告し解散。



整備前と現状の比較 林内を見渡せるようになりました

 

(取手市 豊島 剛)

4-17 東海村「東海保全林(押辺)」整備
 令和6年3月20日(水) 9:00~12:00 曇り 参加者6名
 雨が降るかもしれないといった天気予報でしたが、6名が集まりました。今日は、押延溜池憩いの森の園路に横たわる倒木の処理作業です。過日の強風で倒れたのでしょうか、枯れた赤松です。チェンソー組がテキパキと片付けて行きます。周囲には次の強風で倒れそうなコナラの枯木が、何本かかろうじて立っています。危険なので、こちらもロープを掛けて伐倒します。玉切りした丸太は園路沿いに立て並べ、散策中の休憩ベンチに見立てます。10時のお茶に、もみじ饅頭をいただました。作業再開し、昼前まで危険木の処理を続けたところで、雲行きがあやしくなってきましたので、今日の作業は早めに終了とし帰路につきました。参加されたみなさんおつかれさまでした。

 

(東海村 小金沢 知己)

4-18 阿見町「小池城址公園」整備
 令和6年3月23日(土)9時~11時 雨  参加者10名
 桜の開花予想は明日とのことで、今日は花見ができるかもと期待していましたが、最近の寒さで開花は遅れています。本日の天気予報は雨とのことでしたが、集合時間の9時前に現地に到着すると、雨は降っていません。朝礼・体操をして、作業にかかろうとすると、ぽつぽつ雨が降ってきました。そうするうちに、今回植樹する予定の苗が届きました。活動の中止も考えましたが苗が元気に育つことを考え、植樹だけは終わらせることにしました。植樹する場所が決まっていなかったので、10年後の林を想像して、エノキ・アオダモ・イヌシデ・アオハダ等10本を植樹しました。また、雨にもかかわらず、林床の草刈りも実施しました。11時になって植樹を終えた時点で雨が止まなかったため、活動を中止しました。


植樹の様子

 

(石岡市 浦井 稔)

4-19 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和6年3月23日(土) くもり後雨 活動時間9:00~12:00  参加 会員8人
 昨夜の天気予報では当日9時から雨の予報でしたが曇りだったので、雨が激しくなればやめることで作業開始しました。前回に引き続き避難小屋南散策路周辺の枯れ松を伐採しました。いずれも大木ですが安全な方向に伐倒して玉切り、整理です。この散策路も見通しが良くなって利用者が増えるでしょう。まだまだ伐採が必要な枯損木があるので当面このエリアの整備を進めます。


難小屋上の散策路付近枯れ松伐採

 公園内の水道が復旧していないためバーベキューエリアのかまどやトイレは使用禁止となっています。周辺の草は整備状態で伸びていませんので水道が復旧次第の使用待ちです。公園は4月から入園再開予定になっていて工事車両の撤去も進んでいますが、3ケ所の駐車場の修復は部分的で再開に向けての修復工事が待たれます。
 昼近くに雨が降り始め次第に強くなったので作業を終えました。
 2024年度も市からの要請で活動継続ですので申請書類を作成して3月27に提出し、受理されました。当クラブの活動に感謝されました。正式に引き続きの活動となります。
 この時に打ち合わせた主な内容は以下です。
  1. 桜の枯れたものは伐採して良い。
  2. ナラ枯れは手を付けないで、市で業者の対応とする。
  3. フクロウとオオルリ生息予想場所は整備しない。・・野鳥観察グループが環境省に地域保護申請を提出し認可されたため。

(日立市 西村 啓)

4-20 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和6年 3月 24 日(日) 9:00~15:00 曇天 参加者 10名
 梅の花が終わって、モクレンの花が咲いて、次はコブシだなって、いつものように春を待っている。その間ずっとミモザが、黄色い花をいっぱい咲かせて存在を忘れちゃ困るよと主張している。西山のサクラはまだつぼみが固い。あまり関係ないと思うが、黄色いミモザの花言葉は、秘密の恋らしい。それとは全く縁遠い会員が10名集まった。

 いよいよ令和5年度の最終活動日になった。まだまだ間伐が必要なのだが、一旦この区画は終了とする。シノやカシの除伐を終えて見違えるように明るいヒノキ林になった。人生や青春時代には、蹉跌が付き物だがここ西山ヒノキ林にも掛かり木があり前進を阻むのだ(写真)。この後二人は、見事に苦難を乗り越えて成就したのでした。次年度は、また別の区画を設定して大いに楽しみましょう。

(那珂市 神永 正千代)

4-21 ひたちなか市「親水性中央公園」整備
 令和6年3月28日(木) 9:00~15:00    曇り   参加者8名
 2月、3月と強風の日があったためか、腕ほどの太さの枯れ枝が林床に散らばり、枯れ木の倒木もありました。今回は最初にこれらの片付けをしました。そのあと枯損木を数本伐採し、玉切りした丸太や枝葉を斜面下側に運び出しました。写真の左奥は桜の大木です。以前は周りを杉で囲まれて杉の間からわずかに枝葉が見えるような状態でしたが、除伐や下刈りによって陽が当たるようになり、周りも明るくなりました。また、この日は行方市のクラブ会員が参加して一緒に作業をしました。

 

(ひたちなか市 五十嵐 良隆)

4-22 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和6年3月30日(土曜日) 晴れ 9:00~15:00 参加者 会員8名 
 前回作業でやり残した太めのクヌギを伐倒します。玉切りした材をマキ割りも併せて行います。
 伐倒作業は1本だけなので、浦井さん石脇さんにお願いして、以外のメンバーはマキ割りをお願いしました。
 伐倒方向には支障物は無くて、手間のかからない作業で順調に進行しました。
 枝落としに手を取られましたが、割と時間は掛かりませんでした。
 マキ割りは太くて材の硬さの為、大分難儀な作業に成りました。
 石脇さんが持参したマサカリと鉄製のクサビを使用しました。
 1回で割ることは大変に難しく、3回位たたいてようやく割れる感じです。
 ただ浦井さんはコツが有るようで一発で割っていました。
 8等分に切り分けましたが、まだ太いようにも思いました。それ以上に割れないので諦めました。
 その後前回の隣に積み上げて屋根を乗せて作業を終了しました。
 参加者の皆様ご苦労様でした。

(土浦市 山本 稔)

4-23 ひたちなか市「津田風致地区1~4」整備(2月~3月)
 令和6年2月1日~3月31日  毎週火曜日  計3回  参加者延17名
 2月、3月は6回の活動を予定しましたが、雨に阻まれて3回しか活動できませんでした。
 風致地区の1・2では、竹や杉等の間伐作業を実施しました。竹林は間伐した結果、だいぶ見通しがきくようになってきました。継続的に間伐していくことによって綺麗な竹林になるようにしていきたいと思います。間伐した木材は斧で薪にしますが、なかなか割れません。白坂さんはあまり力が入っていないように見えますが、どんどん割っていきます。これぞ名人技です。伐採した竹は枝を払って、適当な長さに切断し焼却します。竹をそのまま焼却すると節と節の間の空気が爆発して大きな音を出します。そのため、竹を割ったり、斧で穴を開けてから焼却します。吉崎さんは「枝打ち棒」を用意して、節に生えている枝の根元を竹の末から元に向けてバシバシ叩いて枝を払っていました。「枝打ち棒」を借用してやってみとバシバシ枝を払うことができました。
 4地区では、枯れ損木や雑木の伐採を実施しました。コナラを伐採したときに、伐採したコナラの股が隣のコナラの股に掛かり木になってしまいました。色々苦労しましたが、最後は小林中さんの読み通りに伐採木が動き、安全に処理することができました。

(ひたちなか市 菊地 寿雄)

4-24 間伐材利用活動報告(2月~3月)
 令和6年2月と3月の活動は 回数3回 参加会員延べ21名の結果でした。
 月2回計画してますが 此処の処天候不順が当たり延期予定も潰れるなど!
 春祭り準備に「いまいち載れない」。天気に恨みが出そうです。
 以前 大量に集めたヒノキ材は適度に乾燥しており磨き易くなっています。電動カンナ/ディスクグランダ-数台が唸りを上げ賑やかです。発電機増設したのでトリップ事故は発生しません。野外作業ですがそれでも衣服には切り屑が大量に纏わりついてしまいます。パタパタと落としはしますが「帰ったら家庭内で一言ありそうです!」ね。

 最終工程は持ち運びように両側に窪みを付けます。ノミ打ちの音が「カンカン、コンコン」と響き渡ります。完成品見て「この椅子、傾いている。磨き足らず、修正。」と突っ込みが入り作業は終了しました。
 他、石脇さんから提供して頂いたモウソウ竹が沢山あり、此れは竹ポックリになります。
 4月中には完成させないといけません。各員雨降りでは自宅での自作品作りも進まないと思いますが、焦らずじっくり進めましょう。

(那珂市 町田 豊和)

 

以前の活動報告(令和5年12月~令和6年1月)

 *印の活動は、年間事業計画から変更または追加された活動です。

4-1 水戸市「水戸市森林公園成沢地区」整備
 令和5年12月2日(土) 9時30分~14時30分 快晴 参加者8名
 恒例になっている秋田杉からドッグラン入り口までの成沢地区へのアプローチ道路(市道)両側のヤブ刈りと秋田杉山の草刈りを行いました。アプローチ道路両側のヤブ刈り後、運搬に便利なように枯れた草木を集めて所々に小山にしましたが、この作業が意外に大変です。小枝と枯葉などが混じり蔓が絡まっているので簡単には集めることができません。それでも参加者の辛抱強い作業のおかげで見違えるほどきれいになりました。秋田杉山も傾斜がきついので草刈り作業は楽ではないのですが、協力してきれいにすることができました。皆さん、大変お疲れ様でした。

(城里町 斎藤 義則)

4-2 笠間市「東性寺裏山」整備
 令和5年12月3日(日) 9:00~15:00 晴れ 参加者 会員8名
 有志でやっている原木しいたけの日干し乾燥(10月頃より)が出来ましたので、皆で分配しました。
 本日の作業は巣箱取付(ふくろう用で大きい)と篠刈りです。町田さんの製作品(巣箱)をコナラの樹上へ取り付けました。巣箱の取り付けは、ロープワークの浦井さんに登ってもらいました。箱が大きいうえ、なかなか固定ロープ掛けが出来ず、一度箱を下し作戦を立て直して箱の固定用部材を上下2本、ビスで止めました。そして、少し早いが昼食を取り、午後2回目に再挑戦。今度はスム-ズに箱の固定が出来ました。一同喜びの拍手。
 その後、篠刈りを開始。山頂の隣との境界杭が見え、活動もやっとここまで来たと実感。篠を掻き出し、枯松を玉切りし、そして運び出し。あたりは広場らしくなり、目の前が開け、達成感を味わえるようになり、喜びの声が上がりました。
「次回で篠刈りは終了するのでは」と期待できたところで本日の作業は終了。参加者の皆さんご苦労さまでした。

 

 

(笠間市 石脇 忠)

4-3 潮来市「水郷県民の森」整備
 令和5年12月10日(日)  9時集合~午後3時  晴れ  参加者8名
 今回の整備内容は、伐倒作業がメーンでありました。古墳周りの杉大木と杉の枯木の伐倒の処理を6人で行い、フィールド内の落葉を2名によるブロアー2台で集積プールへ集めました。倒した木の玉切りした丸太等をまとめ、枝葉はシートにて集積プールに搬送して一日の作業は終了しました。
 古墳周りには、まだ沢山、枯木の山があり、随時整理しながら次回以降に行う事にした。今日は天候に恵まれて最高の日和でした。
 事務所に作業終了報告し解散しました。みなさんお疲れ様です。


杉大木の伐倒作業

(取手市 豊島  剛)(鹿嶋市 内田 絵美伊)

4-4 那珂市「県民の森」整備
 令和5年12月14日(木) 9:00~14:30 晴れ 参加者:会員10名
 駐車場に集まってきたのは、ほぼ常連の会員とこのフィールド初参加の内田(慎)さん。定刻になるまで待って朝のミーティングを開始しました。今回は今年最後の活動だからということで、植物園の加藤園長が挨拶にいらっしゃいました。あいさつの中で、来年度、植物園をメインにリニューアル工事が行われるとの話がありました。今年度の補正予算で基本設計の予算が付いたので、基本設計が進むと内容がはっきりするとのことです。
 今回の活動内容は、植物保護のために区画していた部分の草刈りとつつじ山周辺の草集め。草刈りは数台の刈払機で難なく終わりました。そして草集め。植物園から借りた熊手も使って刈払ったままになっていた草を集めてブルーシートに載せ、谷側のイノシシ防除用フェンスの外に処分。1.2mの高さのフェンスを越えて草を処分するのは一苦労です。最近寒かったので厚着していたせいか、汗で背中が濡れてくる。しばらく作業したところで、へばってしまう前に一休み。今回は、きっと汗をかくだろうと思って、エネルギー補給のためのフルーツゼリーを用意しておきました。


草を集めては、運び出す

 その後も、昼食をはさんで草集めと処分を行いました。区画していた部分の草はススキやオギ、セイタカアワダチソウなどの良く伸びた太い草が多い。斜面を上がっては集めた草をブルーシートに積んで谷のフェンスの外へ運ぶ作業の繰り返し。草を一箇所に処分したので、草の山ができ、夏には、カブトムシがたくさん産卵しそうです。参加者の努力の結果、つつじ山は刈草もなくなり、きれいになりました。草集めの理由は、刈草が放置されると、その部分の草の発芽が抑制されること、イノシシがその部分を掘り返すこと(フェンスの中にはイノシシがまだ残っているらしい)、景観が損なわれることなどの対策のためです。刈草を散らすという手もありますが、つつじ山とその周辺は土壌の栄養状態を考慮して刈草を片付けることにしました。
 つつじ山の草集めが終わったところで、皆さんの目は「もう十分やりきった」と言っている。この日はかなりの重労働だったので早めに終了としました。参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-5 阿見町「小池城址公園」整備
 令和5年12月17日(日)9時~15時 晴れ 参加者14名
 12月に入って、暖かい日が続いていましたが、今日は冬らしい一日でした。風が吹くと落ち葉が舞い上がり、あちらこちらに落ち葉の山ができています。朝礼の後、ラジオ体操で体をほぐして、竹林に竹を取りに行きました。なるべく太い孟宗竹を伐採し、直径10cm以上の竹を180cmの長さに切りそろえ、軽トラ2台分持ち帰りました。これは、門松の台となります。次に、斜めに切った真竹を3本、松葉、センリョウ等を孟宗竹の台に差し込んで形を整え、門松を作りました。余った孟宗竹は竹炭の原料として使います。落ち葉を集めて落ち葉プールを作る作業や草刈りも実施しましたが、これらの作業を次回も継続する予定です。

 

(石岡市 浦井 稔)

4-6 東海村「東海保全林(天神山)」整備
 令和5年12月20日(水)9:00~15:00 晴天 参加11名
 いよいよ今年最後の天神山作業日である。天候にも恵まれ予定通りの作業を完遂出来そうだ。現場に到着してみると、初参加の会員を含め既にやる気満々の会員が集合している。
 今日の作業は、祠に至る手前の草刈りと祠周辺の不要木の伐採である。草刈りは、会員二人に精力的に刈り進んでもらった。お疲れさまです。
 天神山の祠は小さいけれど、地元の人々にとっては古より心の拠り所になっていたのだろう。慎重に作業を進めた。どの木を伐採するか意見を出し合いながら見定める。イチョウの木などは、他の会員も言うように地面に実が落ちている様子がなく、あの素晴らしく芳しい臭いがしない。雌雄無いと結実しないとの事だ。果たして如何なものだろうか。
 伐採作業は、長年鍛えられた体躯より繰り出されるチェンソー技から、その後の片付けまで澱みない連携により素早く安全に整えられていく。その有り様は、正に魁傑である。

 写真左下の小さな祠から奥まで、スッキリ整備されて気持ちよくなった。平場周りの、眺望の妨げになっている木を伐採して、広場の中に展望台を設けたら近隣の人々にとっての憩いの場所になることは間違いない、と思われる。
 今後の天神山は、継続的に草刈りを中心とした整備活動が必要になる。皆の力の結集でここまで来たのだから、これからも地元の皆さんにも信頼され喜ばれる活動をしていこう オーッと言うことになりました。

(那珂市 神永 正千代)

4-7 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和5年12月23日(土) 9:00~15:00 晴れ  参加者会員8名 見学者1名
 今回、茨城大学院生が見学に訪問されました。ボランテアに興味があり、現場体験をしたかったそうです。
  最初に、伐倒する樹に印のテープを巻き付けました。強力メンバーが揃っているので7、8本は伐倒できそうです。今までの経験から、年数の経った太めの樹にナラ枯れの状態が見られます。いかに萌芽更新が大事かと思っております。
 作業では、掛かり木処理に一番手間が係るのでチルホールは役に立っております。ウェイトバズーカでスローラインの錘を撃ってロープを掛け、伐倒する木をロープで引っ張るこの一連の作業が一番だと思っております。隣の樹の枝が邪魔してロープを掛ける事に時間が掛かりましたが、ロープを掛けたら伐倒作業開始です。チェンソーとチルホールの連携で次々と伐倒作業が捗りました。今回はベテランメンバーに助けられてたくさん樹木を伐倒できました。枝払いと玉切りは次回にする事として倒した状態で終了しました。参加者の皆様ご苦労様でした。

(土浦市 山本 稔)

4-8 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和5年12月23日(土) 9:00~15:00 晴れ  参加会員8人
 寒い日の活動でした。公園は、年末再開の表示でしたが、今日の表示は来年3月再開とのことでした。ゲートもまだバリケードが有りましたが、許可をもらっているので移動して公園に入りました。
 駐車場も修復中でまだ時間のかかる状況です。北の展望台へは行けないので中央広場周辺の整備を行いました。前回整備のバーベキューエリアの草はあまり伸びていないので周辺の斜面整備と避難小屋周辺の枯損木の伐採を行いました。
 中央広場からバーベキューエリアへの通路沿に枯れ木
 の枝が落ちそうになっていたのを高枝切鋸で切り落とし安全確保できました。


イノシシの掘り起こした跡

 バーベキューエリアのそばに燃料のマキ棚が朽ち果てていたのを撤去・整備し、伐採した木を積んであったところがイノシシにほじくり返されていました。ミミズなどが沢山いたのかもしれません。危険でもないのでしばし放置することにしました。
 1月は活動無しですので、年明け2月からの活動になります。皆さんの参加お願いします。

(日立市 西村 啓)

4-9 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和5年12月24日(日) 9:00~15:00 曇り 参加者9名
 クリスマスイブに予定がない9名が集まって今年最後の作業です。みなさん思い思いの場所で伐倒に取り組んでいます。取り掛かりこそ寒くて指も動きにくい感じでしたが、1本処理を終えるころには体も温まって作業もはかどります。西側の斜面から谷底にかけてのエリアはだいぶ明るくなり、気持ちよく新年を迎えられそうです。作業に参加くださった皆様お疲れ様でした。良いお年を!

(東海村 小金沢 知己)

4-10 ひたちなか市「親水性中央公園」整備
 令和5年12月28日(木) 9:00~14:00   曇り  参加者10名
 「年の瀬」を迎えて冷え込むようになりました。
 園内の草も今は枯れて夏場の面影もありませんが、越冬後の成長に備えていることでしょう。この日も寒いためラジオ体操で体をほぐしてから作業にかかりました。今回は篠刈りと枯損木の伐採です。安らぎを与えてくれる緑地の木々も、虫の害や強風などでいたみ、枯れはじめた木や日当たりを妨げている木などがあるため一部を伐採しました。

 

(ひたちなか市 五十嵐 良隆)

4-11 阿見町「小池城址公園」整備
 令和6年1月8日(月)9時~15時 晴れ 参加者12名
 昨日の寒の入りを過ぎ、いよいよ寒くなってきました。植物保護の観点から、雑木林の林床の草刈りは控えてきましたが、今回から林床の草刈りを開始しました。これに並行してツバキの剪定、ケヤキの間伐、竹炭の準備、落ち葉集めを実施しました。2月中には林床の草刈りを終了したいと思いますが、作業が多岐にわたるため草刈りに人数をさけないので、計画通り草刈りが終わらないかも知れません。お昼休みには、各自、弁当を広げましたが、手で押さえていないと飛ばされるほど強い風が吹き、寒くてゆっくりしていられないので、早々に昼食を切り上げ、午後の作業に取り掛かりました。今回は作業に夢中になり写真を撮り忘れてしまいました。反省!

(石岡市 浦井 稔)

4-12 水戸市「水戸市森林公園成沢地区」整備
 令和6年1月13日(土) 9時~14時40分 晴れのち曇り 参加者9名
 昨年8月に臨時に伐採したトレールランコース沿いの掛り木した大径木等(案内板20番〜21番)の処理と27番〜20番のキンモクセイを含む約10本の伐倒と処理、および24番道路沿いの枯れたヒノキと大径木の伐倒と玉切りを行いました。二つのグループに分かれて作業を行いましたが、掛り木した大径木は急斜面にあるため、その処理作業には安全確保に留意しながら時間をかけて慎重に行いました。キンモクセイを含む不要木と檜の枯損木の伐採と処理作業は順調に進みましたので、作業終了後掛り木処理グループに合流して作業を行いました。掛り木の処理は昨年からの懸案事項で、二年間にわたって作業を行うことで、大変苦労しましたがすっきりと処理することができました。お疲れ様でした。当日の午後は降雨の天気予報でしたが、なんとか降らないうちに作業を終えることができました。天気にも感謝です。

(城里町 斎藤 義則)

4-13 東海村「東海保全林(天神山)」整備
 令和6年1月17日(水) 9:00~15:00 晴天 参加8名
 今日は、天神山作業の仕上げの日だ。冷たい風が吹く中スバヤク本日の作業予定を伝えた。参加者は、身支度を整え現場に向かって行く。仕事も早いが準備も早い。
  さて、上の平場のスギの伐採はマーキングテープを巻いているものばかりでなく、片っ端から行く感じだ。多少残そうと思っていたが、まぁいいだろう。このスギは、広く暗い影を落とし更には花粉を飛ばし悩ましいのだ。

 結果的に、片っ端からを目指したが大分残ってしまった。今後は、草刈りを活動の中心にしながら天神山の景観を維持して行こうと思うが、折を見て残りのスギを伐採するつもりだ。
 朝から役場の担当さんが見えて、私たちの活動を見守ると共に、地元自治会活動の一助になればと安全の為にトラロープを斜面に設えた。事前に今時のYouTubeでロープワークを学んで来たらしい。この思いが自治会の人々に伝わる事を切に思うのである。

(那珂市 神永 正千代)

4-14 水戸市「あすなろの郷」森林整備
 令和6年1月20日(土) 9:00~15:00 くもり  参加者 会員9名
 天気予報では雨もよう。処が前日の天気予報では、昼はくもり、夜間は雨との天気予報。当日は曇りで活動できました。前回同様広い平地で伐倒には最適。郷の担当者が我々の活動をよく知っていて2グル-プに分かれ、広く間隔を取り、伐倒しやすく赤テープを付けてくれてありました。杉の木の年輪を見ると50年。太い物を伐倒すると地響き。倒れるとすぐさま枝払い、玉切り。枝は1ヶ所に積み上げ、片付けると次へという作業の繰り返し。昼食をとり、最終的には杉の木11本、コナラ1本と、寒かったですが雨もふらず、予定通り作業を終了することができました。皆様ご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

*4-15 水戸市「石川中学校」校庭樹木整備
 令和6年1月25日(木) 9:00~15:00 晴れ 参加者 会員10名
 今年度、臨時追加フィールド。過去2年活動していました。今回はその後の継続となるネズミモチ他の校内グランド周辺の木々の芯止めと併せて剪定をする。北風の冷たい強風の中、無言で体を動かしていたが、暖かくなるとキビキビした行動となる。中枝や主幹を伐ってグランド側へロープで引張り落とし、地上で枝払い、玉切りと、要領よくフェンス横に集積。そして次の木へ。樹木の背の高さが揃った所を見ると眺めがよく、テニスコート後部に陽が当たる様になり、明るくなりました。「長く休憩すると体が冷える」と午前の休憩もそこそこに作業開始。昼食は日当たりの良い所で学校からの差し入れを頂きながら先生と雑談。強風が冷たく「こんな日は活動しない」と冗談を言い合い、午後作業を開始。予定以上の本数を処理できました。終了時は校長先生、教頭先生から感謝の言葉を頂きました。
 皆の帰りの交通安全を確認し、解散しました。ご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

4-16 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和6年1月27日(土) 9:00~15:00  晴れ 参加者会員6名
 途中、あちこちで白梅の花が咲きだし、毎年のように早まっている感があります。
 今回の作業場所は、雑木が更新した結果、奥の眺めの見通しがきく様になっております。下草も刈払われて、今日の作業の環境は万全です。前回作業で伐倒した樹木の玉切りと、伐倒しきれなかった分の作業です。北風もなく日差しの良い、作業には打って付けの一日。作業中は汗をかくくらいの暖かさです。
 チルホールが今回も活躍したおかげで、伐木が狙った位置に倒れて作業は捗りました。
 伐倒は午前中で終了し、午後からは玉切りを行いました。枝が大量に出ましたが、近くの窪んだ地面に野積みしました。時間切れで、玉切り後の材は次回まで放置とし、作業を終了しました。参加者の皆様ご苦労様でした。

(土浦市 山本 稔)

4-17 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和6年1月28日(日) 9:00~15:00 晴れ 参加者12名
 新年最初の活動です。今回、事務局からプラロックが支給されたので、私はみなさんから離れて使い方を習いました。とはいえ初級者なので、プラロックだけでなく、一から教えてもらいました。伐倒する木の選び方、倒す方向と距離、ロープの掛け方、スリング、カラビナ、プーリー、ロープの結び。その上で肝心のプラロックの操作いろいろ。伐倒後、仕掛けを再利用しやすい木を次に選ぶとお得なこと。次回に絡まりにくいロープのしまい方、などなど。一日コースのマンツーマン講習でした。ありがとうございました。しかも、私がそのようなセレブな講習を受けているあいだに、ベテランのみなさんがどんどん伐倒を進めてくださったおかげで、谷はずいぶん明るくなりました。活動してくださった皆様、お疲れ様でした。

 

(東海村 小金沢 知己)

4-18 ひたちなか市「津田・風致地区1~4」整備(12月~1月)
 R5年12月1日~R6年1月31日  毎週火曜日  計6回  参加者延29名
 風致地区の1・2では、雑草が伸び草刈に追われる夏場の作業に比べ、冬場のこの時期の作業は、竹や樹木の間伐作業がメインとなり、間伐した木や竹は枝葉を切り落とし、幹の部分は適当な長さに切り刻み、暫く乾燥させた後に焼却処分するという本来の整備作業に集中出来るので、この地区の竹林や森林は作業をするたびに綺麗になって行きます。また、地区2には小場江用水脇と道路脇に藪椿が植えられており、この時期は綺麗な花が咲き、より一層綺麗さを際立させています。
 地区3は今年度より冬場の作業が少ないためお休みとなっていますが、1月末頃に立ち寄って見ますと、梅林の蕾が大分膨らんできており、今年も沢山の花が咲くと期待されます。
 地区4では、約3年かけて整備作業を続けてきたお陰で、地区全体で枯損木や雑木に倒木等が見られなくなり、来年度からはいよいよ地主さんと相談の上で、今後どの様な林を目指して整備を進めて行こうかという状況にまでなりました。
 なお、令和6年度(4月)より風致地区の担当者に菊地寿雄さんを加え、私(関)との二人体制で実施して行く事になりました。今後とも引き続き皆様のご協力を何卒宜しくお願い致します。

(ひたちなか市 関 純治)

4-19 「間伐材利用活動」
 令和5年12月と6年1月の活動は回数5回、参加会員延べ38名でした。
 植物園秋まつりも済んで一息したい処ですが、懸案の丸太椅子材の欠乏から昨年はじめに玉切り/皮むき/割れ防止処置した材の収集作業を12月15日に実施しました(臨時作業)。小雨模様の中、合間を視て近隣の会員に声をかけ5名で作業。玉切り時(R5年2月)は重くて、持てないと考え猫車を持参しましたが、「なんと半分近くに乾燥しており」「持てるわ」と難なく20脚分を軽トラへ載せて搬出しました。
  他、課題は木工の基本品の板材不足です。板にして置けば、のちに色々な木工品に転用できますし、板のまま「欲しい」と言う方も居ます。

 チェンソーによる割り採りは器用でないと真っ直ぐ割れません。疲れるのと燃料が相当かかるのが難ですね!。重くて運べない時は、現地で作業も(写真)。
 割っただけではバラツキも大きく、カンナ掛けで均一な平面に加工していますが、チェンソー割りの出来不出来がカンナでの削り代に影響します。この後何に仕上がるか期待が持てます。「荒林は綺麗になり、その廃材を利用して役に立てる」が表題の理念と思っております。

(那珂市 町田 豊和)