最近の活動報告(令和7年6月~令和7年7月)

 *印の活動は、年間事業計画から変更または追加された活動です。

4-1 小池城址公園整備
 令和7年6月1日(日)9時~15時 曇 参加者15名(内会員9名)+自治会員約30名


チッパー作業の様子

 このところ、梅雨のはしりのような天候で、本日の活動も雨が心配でしたが、幸い雨は降らず、予定通り活動を実施することができました。本日の活動には、小池地区の自治会の方が約30名参加され、草刈りのお手伝いをしていただきました。皆さん、草刈りには慣れておられるようで、盛大にエンジン音を響かせ、普段手が回らないケヤキの下や公園の奥の草刈りを手際よく実施していただきました。ただただ、感謝です。今回は霞ヶ浦環境センターから小型のチッパーをお借りして、枯れ枝を粉砕して園路に散布しました。これと並行して竹炭の材料の準備を実施しました。

(石岡市 浦井 稔)

4-2 水戸市「水戸市森林公園成沢地区」整備
 令和7年6月7日(土) 午前9時~14時00分 快晴 参加者7名
 午前中は、ドッグランから秋田杉林までのアプローチ道路沿いの草刈りを行いました。斜面に小枝が複雑に絡んでヤブになっているところが多くあり、毎年苦労する活動です。ドッグランからと秋田杉林からに別れて両サイドから刈り進めました。午後は秋田杉林の草刈りと池(案内板13付近)までの道路沿いの草刈りを行いました。水路の斜面沿いも刈りました。池から下側の雑草地になっているところは、以前は水田だったところで、水路には小魚も棲息していたようです。水戸市の担当者と、秋田杉周辺地区をかつての農村風景に再生しよう、と話し合っています。近くには鉱泉旅館跡地もあり、「足湯ができるといいね」など、この地区の魅力を高めるアイデアはいろいろあるのですが、、。

(城里町 斎藤 義則)

4-3 潮来市「水郷県民の森」整備
 令和7年6月14日(土) 午前9時集合~午後3時解散 くもり時々小雨 参加者7名
 くもり時々小雨の蒸し暑い一日となりましたが、気温は23度と比較的落ち着いた中での活動となりました。
 動くとすぐに汗が噴き出すような蒸し暑さではありましたが、参加者の皆さまのご協力により、予定していた下刈りおよび杉の木の間伐作業を無事に実施することができました。
 当日は、事務所へ参加人数を報告後、作業内容に応じて数名ずつのグループに分かれ、それぞれの持ち場で作業を開始しました。


≪写真:伐倒作業≫

 間伐では、不要木を伐倒し、安全に配慮しながら玉切りや枝払いを行いました。下刈り作業では、雑草や低木の刈り取りを進め、見通しの悪かった場所も徐々に開けてきました。
 作業後は使用した道具の手入れ・片付けを行い、フィールド内の最終点検を終えて事務所へ作業完了の報告をして解散となりました。
 森の中には風が通り、下草が整えられたことで林内が明るくなった印象です。
 蒸し暑さのなかでの作業、本当にお疲れさまでした。

(行方市 長峰 隆幸)

*4-4 常陸太田市シルバー人材センター 刈払機取扱実技講習会
 令和7年6月18日(水) 9:00~12:00 晴  講師 会員3名 講習参加者48名 
 前年度最後の3月24日に行われた常陸太田市シルバー人材センターの、刈払機適正使用講習会に参加できなかった残りの半数の会員のために、今回の講習会がおこなわれました。依頼内容は「刈払機取扱による様々な就業環境においての刈り方や安全就業などについて」ということで、前回の講習会と同じく、石飛に対する対策や、事故を未然にふせぐことを重点とした内容でした。しかし、日中の高温が予想され、熱中症の恐れがあるので、半日の講習会としました。
 高柳町交流センターに集合し、開会式、準備体操の後、旧金砂郷小学校の校庭に移り、3班に分かれて校庭の草刈りの実習をしました。
 適度な草の生え方で実習には最適でしたが晴天で気温が高く、適度な休息と水分の補給をしながらの実習でした。
 参加者は、草刈りの経験者がほとんどでしたので、機械の操作などには何の問題もありませんでしたが、指示を聞いても勝手気ままに刈り払いをするので、刈り残し部分がでて、手直しをすることが多く、仕事が非効率でした。
 始める前に、どう刈るかのプランを考えてといっても、大勢いると好きなところからはじめるようでした。
 校庭の草刈りをおえ、テラスの日陰で質疑応答の時間をとりました。メンテナンス全般の説明を行い、終了しました。
 次回は、斜面の草刈りの実技講習をしたいとの要望をいただきました。

(取手市 冨田 光紀)

4-5 那珂市「県民の森」整備
 令和7年6月19日(木) 9:00~14:30 晴れ 参加者:会員12名
 梅雨時だというのに天気が良く日差しが強い。この日の作業は、草刈り組と伐倒組に分かれての作業で、草刈り組は遊歩道と「つつじ山」の草刈り、伐倒組は森のカルチャーセンター南側の「ナラ枯れ」被害木の除伐を行いました。
 遊歩道の草は伸び盛りで、ひと月前に草刈りをしたとは思えないほどに草が伸びあがっていました。そうはいっても、一度刈払っているので草は柔らかい。午前中には遊歩道の草刈りは片付きました。「つつじ山」の草はかなり伸びあがっていて少し硬くなり始めていました。5月に刈払いの出来なかった範囲を刈りすすめ、昼食を挟んで午後2時過ぎには、ヤマツツジの植栽範囲とコブシの植栽エリアはほぼ刈り終わりました。


「つつじ山」の草刈り

  一方、「ナラ枯れ」被害木の除伐組は、森のカルチャーセンター南側で作業。事前の植物園事務所との打ち合わせで、「ナラ枯れ」の被害で枯れてしまったコナラを今回除伐することになりました。隣接してシラカシもあり、合わせて4本を除伐。今回も、伐倒後に2m程度の長さに玉切りすると植物園の荒蒔さんが重機を操作して片付けてしまいます。やはり機械の力は絶大。南側の樹木を伐ったので森のカルチャーセンターの中に光が入るようになって明るくなったと来園者も喜んでいました。参加者の皆さんお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-6 水戸市「梅が丘小学校」学校林整備
 令和7年6月20日(金)9時半~15時 曇のち晴 参加者 会員10人
  5月は雨で活動が中止となり草木が伸びていたため草刈3人と、強風で枯れ木の倒木もあったため立ち枯れ木の伐倒2人及び北西側の立木の伐倒5人に分かれての作業としました。立ち枯れの木の処理では根元からの伐倒は問題なかったのですが、上部の一部が枯れている立木では高枝鋸では届かない場合もあり放置するのは気が引けましたが、木に登っての作業は限られた熟練の方の作業となるため、道具等を準備し次回以降に行うこととしました。
 今年は梅が丘小学校の創立50周年にあたり、学校林の有効活動に当クラブと森林インストラクター茨城の合同で、見学会や工作等の授業に協力することとなりました。7月2日には2年生3クラスで行う「夏を探そう」に参加する予定です。

(水戸市  矢野 輝美)

4-7 水戸市「あすなろの郷」森林整備
 令和7年6月21日(土) 9:00~15:00 晴れ 参加者 会員8名                                 
  暑い日で、いつものトンビの出迎えがなく、皆「どうしたのかな」と心配。本日の活動は、管理棟新築工事で中断していたアヤメ園周辺の草刈り、近くの枯れた桜の木、檜の大木の伐採、玉切りです。木陰での作業で、汗を搔いても涼しさを感じました。3年程手を付けていない所であり、雑草が伸びています。周辺はアジサイが花を付け、水芭蕉、サツキがあり、刈り払い機の刃が当たらないように慎重に実施。以前は施設の利用者さんが楽しんで散歩していただろう。また安全に散歩できる様、きれいに刈ろうと予定場所以上に奥の方まで手入れが出来ました。太い枯れ木も処分でき、昼食は近くの東屋で。活動配囲を見渡しながら雑談。本日は大変満足の活動でした。参加の皆さんご苦労さんでした。

(笠間市 石脇 忠)

4-8 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和7年6月22日(日) 9:00~15:00 晴れ 参加者7名
 6月だというのにもう暑いです。また今年も秋まで暑い日が続くのでしょうか。今年度のエリア2回目の作業です。昨年度は急斜面だったことと雨天中止が2回あったため、下刈りは終わったものの間伐は不十分でした。そこで今年度は、スタートから昨年度のエリアでの伐倒を継続しつつ、並行して新エリアで下刈り作業をする2正面作戦を敢行中です。

 伐倒隊は、先月残った伐倒木の処理、谷底付近や遊歩道沿いの小径木などに取り組みました。その間、下刈り隊は、東側境界が明確になるよう整備したほか、林道沿いの篠退治などに取り組みました。まだまだ今年度エリアの全貌は見えていませんが、間伐も下刈りも少しずつ進めていきましょう。急ぐ必要もノルマも無いサイトですので、自分のペースでできます。下刈りや伐倒、特に掛かり木処理にじっくりと取り組みたい方のご参加お待ちしております。
 参加してくださった方、たいへん暑い中お疲れさまでした。

(東海村 小金沢 知己)

4-9 ひたちなか市「親水性中央公園」整備
 令和7年6月26日(木) 9:00~14:00 小雨のち曇り  参加者 5名 小雨が10時頃に止んだあと、気温が上がり蒸し暑い日でした。この日は草刈りをしました。園路周辺や林床の下草も勢いよく伸びています。駐車場前の芝生などは白い花を咲かせた「クローバー」で覆われていました。写真は駐車場前、刈った草の集積作業です。

 また、広場に降りる階段右奥の草むらには、ところどころに「ドクダミ」の白い花が咲いていました。刈払い機で刈り進むとドクダミ独自の匂いがあたりに広がって、暑さを忘れてしまうような清涼感がありました。

(ひたちなか市 五十嵐良隆)

4-10 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和7年6月28日(土) 晴れ  活動時間 9:00~15:00   参加7人
 ともかく酷暑でした。熱中症対策に十分注意して作業する旨を確認し、伐採組とトウテムポ-ル周りの剪定/バ-ベキュウ広場の草刈に分かれての作業としました。
 伐採組は兼ねてから池側に迫り出し引き上げに苦労しそうな枯れ松にチャレンジ。プラロック2基を使い、引き起こし(メイン)と補助牽引(サブ)の仕掛けで伐倒トライ。
 引き起こしは出来たものの方向がずれてかかり木になってしまい、後処理の手間は想像通りです。その後、枯れ松1本を処理して2時過ぎに片付けをして終了となりました。 「五十嵐さん情報」


トーテムポール(奥にも一本)

 写真の左側ポールは先月、被っていた藤ツルを引き抜き枝落として姿が現れました。右奥のお隣さんも同じ感覚で臨みましたが、コナラにも絡んだ太さは大人の腕程に成長。手の届く範囲は剪定除去。見通せるように!(写真参照)。高所の処理は高枝鋸を持参せず、次回となりました。
 藤ツル下で作業中、芝スロープで小学校低学年の児童10名ほどがボール遊びを楽しんでいました(学校活動では無くクラブサークル活動)。市民が訪れ、利用されていると聞き、我々の活動にも精が出ます。 「町田さん情報」

 芝生スキー場の上部へと続く道筋を刈り上げた時、水飲み場の近くで突然足元から1メートル程のシマヘビが飛び出して来たのでビックリしました。おそらくこの日の暑さを避けて冷たい水道管の元で涼んでいたのかと思います。以前大きな蛇に出会いましたが今回のは別物でした。  「関さん情報」

 ともかくの酷暑で水分補給を頻繁にしての作業で、枯れ松大木の伐採と中央広場の整備を無事終了しました。利用者の方もグループや個人で北展望台周辺の利用者が増えています。
 酷暑の中皆様作業ご苦労様でした。

(日立市 西村 啓)

4-11 笠間市 「東性寺裏山」整備
 令和7年6月29日(日)晴れ  9:00~15:00  参加者 会員8名
  体験者1名の参加。常陸太田市から遠路1番乗りで来てくれました。今日は裏山全体の草刈りをやりましょうと、まずは山道の草刈りを始め、軽トラが運行出来るよう始めました。駐車場周辺はチップソーでなくロープでの草刈り。草が固まらず、一様に撒いてくれ、ゴルフ場の様に美しく出来ました。チップソーメンバーは1ヵ月前に刈込んだ篠竹を再度刈込み。体験者は、初心者でなくベテランです。チップソーも変形型の刃を付けて、まだ刈り込んでいない範囲を刈ってくれました。作業終了時には予定範囲が終わり駐車場に戻り、終了。ミーテングで体験者が「今日は楽しかったです」と言ってくれて良かったです。暑い中ご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

*4-12 東海村「東海保全林(天神山)」整備
 令和7年7月2日(水)9:00~14:00 曇のちゴロ 参加者8名(内会員7名)
 今までに例がない、雨天順延で今日が三度目の正直。待ちに待った草刈りがやっと出来ると好事家の面々が集まった。この時期は、梅雨真っ盛りの微妙な時期で保全林活動が出来るかどうか大いに気を揉む。今草刈りを済ませておかないと、益々背が高くなり固くなり、ツルは伸び放題に伸びて作業の行く手を阻むのだ。

 ここは、北側法面下の平場だ。何時ものようにスッキリ仕上がった。この後、決して目立たないがU字溝に落ちた草を取り除いて初めて仕上げになる。この作業を根気よくやり抜いてくれる会員がいる。頭が下がる。
 今日の心残りは、上の祠周辺の平場まで刈り上げることが出来なかったことだ。クズの蔦が伸び放題で後々私たちを苦しめることになるだろう。

(那珂市 神永 正千代)

*4-13 水戸市「梅が丘小学校」生活科授業に参加
 令和7年7月2日(木) 9:00~11:30 晴れ 参加者:会員3名、(児童96名)
 水戸市立梅が丘小学校2年生の生活科の授業で、隣接する学校林「どんぐり山」を利用した「夏を探そう」という取り組みに、森林インストラクター茨城のメンバー3名とともに協力しました。今回は初めての取組みでしたが、無事に授業を終えることができました。
 2年生は32名のクラスが3クラスで総勢96名。それに先生とボランティアの大学生が付き添いました。いばらき森林クラブと森林インストラクター茨城の会員6名は、2名ずつ各クラスについて森に入りました。森の中は、子供たちが入ると、にわかに賑やかになりました。そして、ミミズの出現に大騒ぎになると、ここぞとばかりミミズの役割などの説明。落ちていたクヌギの枝を持ってきて「これなーに?」との質問には、クヌギのどんぐりが1年半かけて成長することを説明。子供たちは、昆虫や木の実などを見つけては、質問してきます。子供たちの知りたいというパワーを感じた質問攻めの45分間でした。


「どんぐり山」で夏探し

 昨年度、「どんぐり山」の整備を進める中で、この森の活用について学校側と話題になり、今年になってから森林インストラクター茨城とも連絡を取って、「どんぐり山」の活用方法について打ち合わせを行ってきました。今回は、その最初の取組みです。今後も「どんぐり山」の整備を進めながら、森林インストラクター茨城と協力して子供たちが森や自然環境にふれあう手助けをして行く予定です。

(那珂市 小林 澄男)

*4-14 水戸市「水戸市森林公園 草刈り体験」参加
 令和7年7月5日(土) 9:00~11:30 晴れ 参加者:会員9名
 水戸市森林公園の恒例行事となっている森づくり体験の「下草刈り体験」があり、水戸市在住及び近隣の会員が参加しました。
 先ず、森の交流センターで開会式があり、あいさつや下草刈りの説明などを聞いた後、草刈り場所である「百年桜の森」まで歩いて移動。これがちょっと遠い。今回は、いばらき森林クラブ唯一の高校生会員も参加。高校での部活動の話などをしながら歩きました。


生長したアカマツの下草刈り

 「百年桜の森」には、タイリョウザクラとアカマツ(マツノザイセンチュウ抵抗性アカマツ)が植えられており、令和4年の植樹祭で植えられたアカマツはすでに背丈をこえるほどに育っていました。「百年桜の森」に着くと早速、下刈り開始。参加団体ごとに区割りされた担当エリアに分散して刈払機で刈払って行きます。刈払機の無い会員は鎌で植栽されているアカマツなどの根元の草刈りと蔓切り。草刈り作業は、1時間程度で終了となりました。その後、また、歩いて森の交流センターに戻り、用意していただいたカレーを食べながらしばし歓談。ごちそうさまでした。その後、田野川源流部でつくられたお米のプレゼントをいただき、解散となりました。参加者の皆さんお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-15 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和7年7月6日(日曜日) 晴れ 9:00〜15:00  参加者5名
 風もなく蒸し暑い天気でした。夏の到来を感じます。
 今回の活動内容は植林したエリアの除草作業です。先月は雨天による活動中止のため二ヶ月振りの作業になります。

 この季節の雑草の成長は活発で、前回綺麗に刈ったはずの雑草が一面腰の高さまで伸びており、植林した苗が雑草に完全に埋まっていました。除草作業に午前と午後の丸一日かかってしまいました。
 植林した苗は倒れてしまったり、蔓に絡まったり、目印のピンクテープが外れて分からなくなってしまったり。また、雑草と一緒に刈ってしまったりして、3/4程度になってしまいました。
 植林とは植えたら終わりではなく、継続的に手入れが必要な根気のいる作業と知りました。

(小美玉市 伊野 真文)

4-16 ひたちなか市「西光地緑地」整備
 令和7年7月7日(月) 9:00~12:00  曇り  参加者 5名
 曇って少し風もありましたが、蒸し暑い日でした。今回は道路沿いの草刈りをしました。作業中は「カラーコーン」や「作業中の看板」を配置して注意喚起をしています。 
 休憩は隣の公園で取りました。JR常磐線がすぐ近くのため通過する電車がよく見えます。そして特急列車の通過音は迫力があります。 
 昼頃までには予定していた区域をほぼ刈り終えることができました。また、前回と同じように、草地に突き出ている古い切り株の一部をチェンソーで切り取りました。


休憩中(緑地隣の公園)

(ひたちなか市 五十嵐 良隆)

4-17 水戸市「あすなろの郷」森林整備
 令和7年7月12日(土) 曇り後晴れ 9:00~15:00 参加者 7名
 今日は、猛暑から2~3日気温が下がり、涼しさを感じました。集合場所から各人の車で活動場所へ移動し、ここで伐倒組、草刈り組と分かれました。伐倒組は、あすなろの郷が出来た頃に道路沿いに植樹した桜の木の伐倒。周辺の杉の木が大きくなり、陽が当たらず枯れて来た桜の大木です。歩行者、車両に危険と思われる約20本程が伐倒対象で、順次、伐倒、枝払い、玉切し、道路脇に積み重ねる。道路端から順番にロープ、チルホールを使い、倒しました。
 草刈り組は、社宅周辺を4名で実施。作業もスムーズに進み、当初は1棟のみの予定が3棟分綺麗に片付きました。午後から1名は伐倒組へ加勢。あすなろの郷の担当者(本日は代理)が、「伐倒組の皆さんは無駄な動きをせず手際がよく、順に倒し、枝払い、玉切り、積み重ねと、ものすごく効率よく動きますね!見とれました」と言いてくれ、嬉しかったので、頑張りました。桜の木は10本程残りましたが時間となり、本日の作業を終了としました。皆さんご苦労さまでした。

(笠間市 石脇 忠)

4-18 潮来市「水郷県民の森」整備
 令和7年7月13日(日) 午前9時集合~午後3時解散 晴れ 参加者 6名
 この日は朝から青空が広がる晴天となり、最高気温は27度。日差しも強く、日陰にいても蒸し蒸しとした暑さが残る中での作業となりました。動き始めるとすぐに汗が噴き出し、作業を終える頃には服がびしょ濡れになるほどの陽気でした。
 活動内容は下刈りと伐倒作業。参加者はそれぞれの役割に分かれて作業を開始しました。
 杉林内では、安全確認をしながら不要な木の伐倒や整理を進め、下草の刈り取りも同時に行い、山の環境整備を進めました。


≪写真:ヤマユリ≫

 今回の作業で特に印象的だったのは、前回の下刈りの際に注意深く残しておいたヤマユリの存在です。参加者が苦労して守った甲斐もあり、山のあちこちで見事に花を咲かせたヤマユリが、その姿を見せてくれていました。
 白く大きな花が林内に点々と咲き誇る様子に、参加者からも笑顔がこぼれるひとときとなりました。
 この時期は、刈っても刈ってもすぐに伸びる草との闘いが続きますが、地道な作業の積み重ねが山の美しさを守ることにつながります。
 暑い中での作業となりましたが、参加された皆さま、本当にお疲れさまでした。

(行方市 長峰 隆幸)

4-19 東海村「東海保全林(前谷津)」整備
 令和7年7月16日(日) 9:00~12:00 晴  参加者6名(内会員5名)
 もう、空模様によって活動を延期したくないので、何日も前から天を仰いで祈っていた。あろうことか、不信心の私の願いが通じたのだ。薄陽が射す時間もあり大いにその気にさせる。早速集合した会員と共に現場に向かった。

 5月に草刈りをしたのに、もう膝丈ほどまで伸びている。カヤなどはこれ以上放っておくと更に伸びて固くなり、刈るのにも一回払っただけでは倒すことが難しくなる。一気呵成に仕上げてしまいたいのだが、何しろ暑いのだ。熱中症で倒れてしまっては何のためのボランティアか分からなくなってしまう。好きな活動を楽しんだ先に清々しい結果が付いてくるのだから。共同墓地の西側にある、枯れて危険なクリの木の伐採も難なく済んで、一応本日の作業も予定通り終える事が出来て一安心した。

(那珂市 神永 正千代)

4-20 那珂市「県民の森」整備
 令和7年7月17日(木) 9:00~14:10 晴れ 参加者:会員13名
 梅雨明け宣言はないが暑い日が続き、朝から蒸し暑い。今回は、遊歩道とナツツバキ植栽エリア(「なつつばきの丘」と呼びたい)の草刈りを行いました。
 集合場所の駐車場に着くと既に数人の会員が集まっていました。そして、暑い時期にもかかわらず、たくさんの会員が集まってきて、今日はにぎやか。作業範囲の説明をして、早速園内へ車で移動して作業を開始しました。
 遊歩道は、雨が少なかった影響なのか、あまり草が伸びでいませんでした。ここは主にヒモを付けた刈払機が活躍して午前中には刈り終わってしまいました。
 「なつつばきの丘」は、アズマネザサが多く、まだ雑草地状態にはなっていません。アズマネザサは、6月ころまでに前年蓄えた栄養分を使って葉を茂らせて生長すると聞いていたので、エネルギーを使い果たしたところで刈払いをするのが今回の狙い。そのすきにいわゆる雑草が生い茂れば、早く草地にできるのではないかともくろんで、今回の刈払い場所を決めました。昼食後、「暑いのでもう中止にしようか」との声もありましたが、しばらく休むと結局一斉に草刈りを始めて、午後2時前には予定したエリアを借り終えました。最年長(90歳)の吉崎さんを始め、平均年齢はかなり高いのですが、皆さん、とっても元気です。
 ところで、今回は、熱中症気味の会員が発生してしまいました。木陰で水分を取り、凍ったペットボトルを抱えて風に当たりながら休んでもらいました。しばらくして、作業を再開できましたが、暑い時期は無理は禁物です。お互いに気を付けましょう。


たぶんモンスズメバチの巣

 また、ハチ刺されも3人出てしまいました。ひとりは、小型のアシナガバチによる被害で、遊歩道にはみ出したアズマネザサを切っていて手を刺されました。あとの2人は、同じ巣のスズメバチの仲間(たぶん、モンスズメバチ)に複数個所を刺されました。水洗いしてエクストラクターで吸い出し、ムヒ(できればステロイド剤入りの塗り薬が良いとのこと)を塗って処置しました。幸い、3人とも病院に行くほどの症状は出なかったようです。この日は,もうひとつモンスズメバチの巣らしいものがあり駆除しました。これからの季節の草刈りは、ハチに要注意です。
 参加者の皆さん、熱い中大変お疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-21 水戸市「梅が丘小学校」学校林整備
 令和7年7月18日(金)9時半~15時 晴 参加者 会員10人
 数日続いた雨の後とあって蒸し暑い中での活動となり、熱中症予防に配慮しながら、前回同様草刈と伐倒に分かれての作業です。隣地際での伐倒が多い上、敷地側の倒す方向には多くの木々が茂っており、隙間を狙って倒す方向を定めての作業のため、ベテランのアドバイスを受けながら慎重に行いました。予定通りの方向に倒したときは達成感を味わえましたが、思わぬ方向に倒れた時は原因を追究し、次に生かせるよう反省しながらの作業となりました。

 前月の報告で記載した「夏を探そう」の授業協力は、クワガタやコガネムシ等の捕獲、木の種類やどんぐりからの芽吹いた木々の説明等、生徒の質問に答えながらあっという間に時間が過ぎました(写真参照)。本日は学校の意向でどんぐり山での当クラブの活動状況を、DVDで生徒に見せることとなり、15m程度の杉の木の伐倒の手順を一通り撮影しました。

(水戸市  矢野 輝美)

4-22 阿見町「小池城址公園」整備
 令和7年7月21日(日)9時~15時 曇  参加者15名(内会員 9名)


薪割り作業の様子

 予想最高気温が35℃との天気予報の中、蒸し暑い朝を迎えました。小池城址公園に集合し、朝のラジオ体操で汗をかいてしまいました。それでも、熱中症と蜂に注意し作業を開始しました。今日は竹炭の火入れを実施しました。午後3時ころ、煙の状況を確認して、火を落としました。窯出しは次回の活動日です。今回、初めて霞ヶ浦環境センターからエンジン付き薪割り機を借用し、伐採したコナラを割って薪を作り、東屋の床下に置いて乾燥するのを待ちます。前回、残っていた、ケヤキの下の草刈りを実施しました。今の季節は草を刈っても刈っても次回の活動日には元に戻って、果てしないのですが、草刈りを続けるしかありません。4月にシイタケのコマを打ったホダギを仮伏せ場から持ち出し、本ぶせしました。本日も事故なく、活動を終えることができました。

(石岡市 浦井 稔)

4-23 ひたちなか市「親水性中央公園」整備
 令和7年7月24日(木) 9:00~12:00 晴れ  参加者 6名
 連日暑い日が続き、この日も厳しい暑さのため午前中だけの活動になりました。駐車場周辺と園路沿い、そして斜面緑地の一部の草刈りをしました。写真は斜面緑地の様子です。林内は強い陽射しが和らぎますが、下草やツル草が繫茂しています。

 休憩は早めに取りました。お茶を飲みながらゆっくり休みました。また、前月仮置きした草を熊手で掻き寄せると、下側は茶褐色で堆肥のよう状態でした。ひと月の間の変わりようです。微生物の働きを実感しました。

(ひたちなか市 五十嵐良隆)

4-24 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和7年7月26日(土) 活動時間 9:00~15:00 晴れ   参加7人
 連日の酷暑で、小木津山公園は海風で日陰は涼しいと感じますが、作業は汗だくでした。公園の全面開放は南のアクセス道路工事再開/終了後の今期末との情報ですが利用者は口コミで増えています。
 今回も避難小屋近くの枯れ松の大木2本の伐採と前回取り掛かった2本目のトウテムポ-ル周りの剪定、バ-ベキュウ広場の草刈に分かれての作業でした。


トーテムポール
左前回、右今回整備

 伐採組はいずれも大木のため伐倒方向に注意を払い安全を確認して技術を駆使しての作業です。ともかく暑く玉切り後のかたずけは汗だくでした。
 2本目のトーテムポールの整備は藤つるが太く高いところまで絡まっていましたが高枝切り鋸を駆使しての作業で全体が見えるようになり2本立てのトーテムポールが初期の景観を取り戻せました。
 バーベキュー広場と周辺のつつじエリアの整備で夏場の利用者は快適になりました。
 ともかく酷暑でしたので10時の一休みの後、作業を昼過ぎまで継続して食事後14時過ぎ熱中症対策で早めに作業を終了しました。
 酷暑の中皆様作業ご苦労様でした。

(日立市 西村 啓)

4-25 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和7年7月27日(日) 9:00~13:00 晴れ 参加者5名
 熱中症警戒アラートが連日発令されているなか、暑さをものともしない精鋭5名が集まりました。とはいえ行政が「不要不急の外出は控えましょう。」「屋外での作業やスポーツは危険です。」と呼びかけているのです。市民としては小まめに水分補給しながら、木陰で作業することにします。今回も昨年度下刈りが済んでいるエリアでの伐倒作業と、今年度のエリアの下刈りを並行で進めます。

 西山では、掛かり木処理をたっぷりと実習できます。午前中かけて、ロープで引いてみたり、回転させてみたり、様々な方法を試行錯誤しながら、思う存分勉強できました。その間、下刈り隊はコツコツと作業を進めましたが、エリアが広いのと蒸し暑いので、なかなかはかどりません。
 お昼は駐車場脇の木陰で取りました。ここは、谷から吹き上がる風があって過ごしやすいです。休憩して元気が復活しましたが、熱中症になって迷惑をかけないよう、午後の作業は中止しました。8月は暑いので作業予定なしにしていますが、7月も変わらないなと感じます。暑い中参加くださった皆さまありがとうございました。また9月からよろしくお願いします。

(東海村 小金沢 知己)

4-26 ひたちなか市 「津田・風致地区1~4」整備(6月~7月)
 令和7年6月3日~7月22日  毎週火曜日  計6回  参加者延33名
 風致地区1は、5月と6月が雨で活動中止になったため草が大きく茂っていると思っていましたが、5月にSさんが刈ってくれたおかげでそれほどでもありませんでした。法面のホタルブクロは花が終わっていて残念でした。若竹が竹林の外にもたくさん生えていたので全て伐採しました。竹林の中の間伐までは手が回りませんでした。


風致地区2 竹林の外に生えた若竹

 風致地区2では、7月のみ活動しました。若竹が今までにないくらい沢山生えていたので、竹林の外に生えた竹を全て伐採することにしました。参加者が8名と多かったので昼までにほぼ完了できました。
 風致地区3では、6月に全域の草刈り、ビオトープに丸太橋を設置し、竹で垣根を作り設置しました。7月は雨で中止になりましたが、風致地区4の活動のときに全域の草刈りを合わせて実施しました。


風致地区4 小場江用水に掛かった木

 風致地区4では、地主さんからの連絡を受けて6月10日に雨の合間を縫って小場江用水に掛かっている倒木の撤去処理を急遽実施しました。予定した活動日には、全域の草刈り、不要木の伐採を実施しました。また、桜の木が倒れていたので、処理しました。
  7月は毎回熱中症警戒アラートが発表されていたため、熱中症防止のため活動は午前中で終了としました。

(ひたちなか市:菊地 寿雄)

4-27 那珂市「県民の森 木工の家」間伐材利用活動(6月~7月)
 6月と7月の活動は 4回実施。 参加会員延べ35名
 水戸森林公園のフェスタも終えて一段落しておりますが、秋口には出店予定が続くのでのんびりしている暇なしのはずです。処が今一進まないのは此の酷暑のせいではないでしょうか?
 「自宅で過ごす」より涼しいはずですが風が吹かないとこの木工の家も蒸し暑く、木陰に設置した作業机を日陰に移動しながらとなります。写真は西山の活動で枯れ木伐採し、丸太椅子用に収集した断片です。目が細かく、数えると96年は経っていました。「サワラ」と聞き魚と同じ樹名なので興味が沸きました。

 長寿と思われましたが福島県沢尻の大ヒノキ(実はサワラ)が有名で樹齢800-1000年。根元周り12m樹高34m。国内最大巨樹があるとの事。サワラは香りが少ないのでお櫃に利用。古河市には200年樹齢木がある(ネット情報です)。西山の環境がいつ頃か合わなかったのかな?
 11月は出店予定が続く為、今秋も熱い予想ですが熱中症に気を付けて精を出しましょう!

(城里町 渡辺 健)

 

以前の活動報告(令和7年4月~令和7年5月)

 *印の活動は、年間事業計画から変更または追加された活動です。

4-1 那珂市「静古徳古道」ハイキング
 令和7年4月5日(土) 10:00~14:00 晴れ 参加者:会員8名
 今回の春のハイキングは、那珂市の古徳沼から冒険の森を経由して静峰公園まで行って、古徳城址を通って古徳沼に戻るコースを歩きました。


静古徳古道の案内地図

 朝は、 古徳沼の白鳥見学者用駐車場に集合。参加者が揃ったところで、早速歩き始めました。まずは古徳沼。咲き始めた桜が迎えてくれました。古徳沼の堰堤を歩いて対岸へ回り、そこから約半周して市有林方面の林道に入りました。ここからは森の中。少し歩くと那珂市有林のヒノキ林。明るく整備された林内を通って途中から右折。しばらく歩くと未舗装の車道に出て、そこから右回りでロータリーの森コース。ヒノキ林の中を下り、谷津沿いの道を歩いて、スギ林の緩い坂を上るとT字路に突き当たり、そこを右折。近くに牧場があり、少し匂いがしてくる。しばらく尾根を歩いて下りに差し掛かると右側は林床にシダの多いヒノキ林。林内はあまり手入れがされていない様子。少し下ると左側にスギの大木が並んでいて、雰囲気は深い森の小路。ゆるやかに下って行くと谷津に出た。谷津を越えると林道があり、左折してすぐに冒険の森がありました。ここは、森林ボランティアの「なか自然の会」が整備している森で、落葉樹の明るい森です。森の奥にはアップダウンのある遊歩道が整備されており、時間に余裕があるし、せっかくなので、そこも歩くことにしました。細い道を下って行くと窪地に降り、そこから急な坂を登ります。尾根に上がったところで今度は階段になっている道を下り、次の窪地へ。そこからの急な登り坂はしばらく続き、「だまし討ち」と責められてしまった。登りきると冒険の森の頂上で、そこには立派な小屋が立ててありました。
 冒険の森の頂上で一休みして静峰公園を目指して出発。尾根伝いに北へ向かい、下って登って送電鉄塔の下を通って車の通れる道に出た。ここで左に曲がって斜面を降りて行くと墓地に出た。そこに「斎藤監物の墓」がありました。齋藤監物は、桜田門外の変に参加した静神社の神官だとのことです。そこから春の日差しを受けながら静峰公園へ移動。5分咲きと言ったところですが、サクラの花が迎えてくれました。桜の丘に登り、日差しを避けて四阿で昼食。
 昼休み後は、サクラを見ながら静神社へ移動して参拝しました。神社の正面の階段はかなり長くつらそう。そこで、階段脇の道を下って鳥居に出ました。静のため池の東側から人家の脇を通って森の中へ入るところですが、そこのスギ林は伐採されていました。しばらく伐採跡の道を登ってから左折すると尾根伝いに古徳沼へ抜ける道です。スギ林や雑木林の中をしばらく歩くと古徳城址の主郭に出ました。城跡を通って最後に階段を降りるといきなり古徳沼。比較的高低差の少ないコースとはいっても、歩きでのあるハイキングとなりました。
 参加者の皆さんお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-2 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和7年4月12日(日曜日) 晴れ 9:00〜15:00  参加者7名
 4月になりだいぶ春らしくなりました。田んぼからはカエルの鳴き声が聞こえ、近くの溜池では亀がのんびり泳いでいました。

 今回の作業は竹林の間伐です。竹はすぐに高く成長してしまい、密集すると伐採が大変になります。まだ竹が生え始めて柔らかくて小さいうちに切り倒しました。
 次に、3月に植林したエリアの整備を行いました。植林した時は折れてしまいそうな細い苗木でしたが、無事に根付いた様子で柔らかい小さな葉が開き始めていました。100本近い苗を一本一本見て回り、添木に固定する紐を締め直しました。
 雑草も力強く生え始めています。草刈りの季節の到来を感じました。

(小美玉市 伊野 真文)

4-3 阿見町「小池城址公園」整備
 令和7年4月13日(日)9時~13時 曇のち雨 参加者7名(内会員4名)
 昨日の天気予報では雨の予報が出ていましたが、当日、朝起きると曇り空で、曇りのち雨の予報に変わっていました。急いで弁当を用意して小池城址公園に到着すると、なんとか作業ができそうでした。早速朝のラジオ体操で体をほぐして、前回用意したシイタケのホダ木にシイタケ菌のコマを打ち込みました。これと並行して、竹炭の材料の準備と遅れている林床の草刈りを実施しました。そうこうしているうちに、雨が降り出しました。雨にもかかわらず、数人で竹林にタケノコ堀りに行きました。タケノコ堀りには時期が早かったようですが、何本かの収穫がありました。雨が止みそうもないので、昼食後、作業を中止して解散しました。このところ、天候に恵まれないので、次回は好天を祈ります。

(石岡市 浦井 稔)

4-4 東海村「東海保全林(押延ため池憩いの森)」整備
 令和7年4月16日(水)晴れ 9:00~15:00 参加10名(内会員9名)
 里山は春真っ盛りである。山桜、芽吹き、野鳥のさえずりと空の青。清々しいこの季節が大好きだ。今日は、そんな舞台に相応しくない枯れたコナラやサクラの伐採作業に果敢に臨む。役場の担当者さんに道路使用許可を取って頂き安心して作業が出来ました。いつも細やかなお気遣い有難うございます。
 この押延ため池憩いの森の中を貫く道路上に覆い被さるように何本もの枯れたコナラやサクラの木が通行者を危険に晒している。

 左側は、他の地主さんの山林であり気を遣う作業に万全を尽くす。こうした作業を繰り返して当初予想をしていた以上に成果を上げて危険木の除伐を終える事が出来た。
 今回は、協力団体のみどりの会の強力助っ人も参戦し、大いに活躍して頂いたのも本日の成果の一因にもなっていた。少しずつではあるが関心を持っている次世代の会員が増えていく事は心強い。

(那珂市 神永 正千代)

4-5 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和7年4月19日 (土) 活動時間 9:00~15:00 晴れ    参加8人
 先月末にR6年度活動実績報告とR7年度の補助金申請を済ませました。今期の初日の活動は夏を思わせる暑い日で汗だくの活動でした。
 昨年の豪雨による被害で使用禁止になっていた入り口駐車場の修復が終わり3ケ所とも整備されました。トーチカのような側壁は植物が出始めていて、やがて緑に覆われる気配で変化が楽しみです。一時中断の南展望台への新アクセス道路は、年内完了予定で工事再開と表示されていました。
 南展望台への通路は工事のため車の立ち入り禁止継続ですが、北展望台への通路修復が終わって今後この方面の整備が可能となりました。利用者から北展望台周辺のつつじエリアはつつじが見えないほどブッシュ状態とのことで手入れを依頼されました。
 次回以後逐次整備を進めることにして、今回は避難小屋周辺の枯れ松処理と中央広場周辺の整備を行いました。このエリアは見通しが良くなって利用者が増えています。

≪中央広場の整備≫

 春もみじというのだそうですが新緑の萌える季節で素晴らしい景観となってきました。中央広場周辺のつつじが咲き始めて今後満開。昨年から新つつじエリアとして定着してきました。整備の効果が一役買っていることを実感できています。
 避難小屋周辺の枯れ松はまだまだあるのが実情ですが、散策路周辺のものはほとんど伐採しましたので、今後南展望台周辺などに活動エリアの移動を検討します。

(日立市 西村 啓)

4-6 「森林土壌と樹木」講演会
 令和7年4月20日(日) 13:00 ~ 15:00 晴れ 参加者:会員21名
 会員総会の午後、恒例の講演会が開催されました。今回は、森林土壌の特徴や樹木との関わりなどについて、長年茨城県職員として森林土壌の研究や調査に携わってきた益子義明先生に講演していただきました。
 最初にプロジェクターを使って土壌の基本的な分類や性質、成り立ちなどの説明がありました。用語も写真も初めてお目にかかるものばかり。また、調査では土の垂直な面が見えるように掘り下げるのが大変なこと、色合いや柔らかさ、湿り気などで分類することなどの説明がありました。土はみな同じように見えますが、いろいろな種類があって、黒ければ栄養豊かというわけでもないようです。


土壌断面を示しながらの説明

 その後、屋外に出て植物園のリニューアル工事で掘削された場所を見学(当日は日曜日で工事は休み)。関東ロームや黒ぼく土を実際に見ながら確認しました。さらに、北側斜面の部分を一部切り崩した即席の土壌見本で説明がありました。上から、落葉などの腐食した層(Ao層)、有機物の分解が進んだ層(A層)、有機物を含む褐色の土壌の層(B層)などを実際に見ながら説明がありました。また、土壌見本の土を取って、親指と人差し指の間に挟んで強く押しつぶした時の水分の状態を確認したり、土壌見本を指で押して柔らかさを確認したりしてみました。そして、研修室に戻って質問タイム。色々な質問に分かりやすく答えていただきました。
 忙しい中、快く講師を引き受けていただいた益子先生に感謝いたします。ありがとうございました。

(那珂市 小林 澄男)

*4-7 常陸太田市「西山ヒノキ林」植物調査
 令和7年4月21日(月) 10:00~12:00 晴れ  参加者:会員4名
 前回の会報で、環境調査チームの募集を行い、第1回目の調査として西山公園に隣接するヒノキ林を歩いてきました。
 調査では、西山公園の駐車場から遊歩道に入り、階段を上がって突き当りのT字路を左折、そこから100mくらいのところから林内の歩道に入りました。この道は、昨年度と今年度の活動エリアの境界となっている尾根道です。以前、通り抜けられるように整備していたのですが、途中から藪になっていました。以前の記憶をたどって道を下って行くと上諏訪神社の裏側に出ました。神社の祠にお参りして、参道沿いに西山高校の方へ歩き、2つ目の尾根道にでる細い道を登り、遊歩道に出て駐車場に戻りました。


こんなところにムサシアブミ

 調査は、参加者が目についた植物の名前をすべて記録して行くというもの。分からない植物は、一緒に歩いた安嶋先生に教えてもらいました。今回の調査で記録した植物数は77科172種で、このうち開花が見られたのは27種でした。林内を歩いたので、低木や比較的日陰で育つ植物が多かったようです。茨城県の絶滅危惧種に指定されている植物は1種類。ウラジロとコシダというシダが隣接して生えているところや、ショウジョウバカマが群生しているところなどもありました。いばらき森林クラブの長年の整備の結果、林床の植生が比較的しっかりしており、生物多様性を維持できている森であると感じました。
  *この環境調査は、基本として安嶋先生同行で行う予定です。

(東海村  齋藤 由美子)

4-8 ひたちなか市「親水性中央公園」整備
 令和7年4月24日(水) 9:00~15:00  曇り  参加者10名
 園内は桜の花が散って木々の若葉が芽生える季節になりました、遠くからはキジの鳴き声も聞こえてきます。今回は草刈りと枯損木の伐採をしました。

 草刈りは駐車場周辺と斜面下の園路沿いでした。夏場の草刈り時に手間取る、「フジ」や「クズ」がもうツルを伸ばし始めています。伐採は斜面中段にある枯損木です。根元の幹が虫食い状態で痛んでおり、斜面下側に大きく傾いた状態でした。写真は伐採後、斜面での玉切り作業です。
 そして、この日は新入会員1名の参加がありました。刈った草の集積や伐採した枝の片付けなどの作業を一緒にしました。

(ひたちなか市 五十嵐 良隆)

4-9 潮来市「水郷県民の森」整備
 令和7年4月29日(火) 午前9時集合~午後3時解散 晴れ 参加者8名
 雨上がりの天気の良い朝、最高気温は23度で、湿気は残るものの風が心地よく、屋外作業にはやや汗ばむ陽気でした。
 この日は、杉の木の間伐と下刈りの作業を実施しました。参加人数を事務所に報告のうえ、作業内容ごとに数名ずつのグループに分かれて活動を開始しました。


【下刈り作業】

 杉林では、安全に配慮しながら不要木を伐倒し、玉切りや枝払いまで行いました。フィールド内の雑草や低木の刈り取り作業も進め、作業エリアの整備を行いました。
 作業終了後は、全員で道具の片付けとフィールドの点検を行い、事務所に終了報告をして解散となりました。雨上がりのやわらかな日差しの中での活動となりました。参加者の皆さま、お疲れさまでした。

(行方市 長峰 隆幸)

4-10 阿見町「小池城址公園」整備
 令和7年5月5日(日)9時~15時 晴  参加者6名(内会員4名)


小池城址公園のギンラン

 最近、小池城址の活動日は天候に恵まれていませんでしたが、本日は快晴、気温23℃と絶好の作業日和です。異常気象と言われる昨今ですが、小池城址には例年通り、新緑の中キンランが黄色い花をつけています。ギンランも清楚な白い花を咲かせています。いつまでもキンランやギンランの咲く環境が守られることを願います。朝礼の際、嬉しい報告がありました。地域の自治会の方々に、年2回30人規模で草刈りを手伝っていただけるとのことです。草刈りが一気に進むかもしれませんし、地域の方と連携することは重要です。本日の作業は草刈りと竹炭の準備です。皆で谷津へ下る斜面の草刈りを実施ました。暫く草刈りしていなかったようで、背の高いササや灌木、つると格闘しながら草を刈りました。苦労しましたが、なんとか、谷津へ下る斜面の草刈りを終えました。

(石岡市 浦井 稔)

4-11 かすみがうら市「加茂地区霞ヶ浦保全山林」整備
 令和7年5月11日(日曜日) 晴れ 9:00〜15:00 参加者6名
 熱中症の注意が必要な日差しと暑さでした。
 午前の作業は植林したエリアの除草です。先月は小さかった苗木の葉が、鮮やかな緑色の若葉に成長していました。雑草も大いに成長していて、苗を隠してしまうほど生い茂っていました。添木に巻いたピンクテープを頼りに、苗木を切らないように注意しながら刈り払い機で除草しました。

 午後は竹林の間伐です。今まで入らなかったエリアのため、竹が密集して生え、その隙間を枯れた竹が塞ぐように倒れています。倒れた竹を取り除き、立ち枯れた竹を切り倒しました。来月以降継続して整備を進めていきます。

(小美玉市 伊野 真文)

4-12 那珂市「県民の森」整備
 令和7年5月15日(木) 9:00~15:00 晴れ 参加者:会員11名
 今年度最初の活動です。朝のミーティングに植物園管理事務所の荒蒔さんがあいさつに見え、日ごろの活動への感謝と今年度から指定管理者が変わったが今後も引き続き活動を続けてほしいとの話がありました。
 朝のミーティングでは、活動エリアの遊歩道やヒトツバタゴ植栽エリア周辺の草刈りの組とナラ枯れによる危険木の伐採組の二つの組に分かれて活動することをお願いして作業に取り掛かりました。


ヒトツバタゴが咲きました

 草刈り組は、いつもの場所に駐車するとすぐに草刈り作業を開始。「もみじ谷」から「なつつばきの丘」をめぐる遊歩道、「つつじ山」周辺の遊歩道の草刈りは午前中でほぼ終了し、昼食を挟んでヒトツバタゴの植栽エリアに加えて「つつじ山」の草刈りもかなりの部分が終了しました。まだ柔らかい初夏の草は刈りやすく、作業が進みます。刈払われた「つつじ山」では、吉崎さんがヤマツツジの株元の整理や蔓切りを行いました。遊歩道が歩きやすくなったので、ヒトツバタゴの花が遊歩道を歩く来園者の目を楽しませることでしょう。
 伐倒組は、県民の森の一番奥のあたりで、道路に枝を落としていたナラ枯れ被害を受けたコナラの除伐を行いました。植物園の荒蒔さんに重機を操作して支援していただいたので、道路上に倒して玉切りをすれば、あとは重機で道の外へ出してしまいます。休憩と昼食を挟んで6本のナラ枯れ被害木を伐採して処理することができました。まだ危険木があるので、次回の活動時にも伐採を行って、来園者が安心して森の中を歩けるようにする予定です。参加者の皆さんお疲れ様でした。

(那珂市 小林 澄男)

4-13 笠間市 「東性寺裏山」整備
 令和7年5月18日(日)9:00~15:00 くもり   参加者 会員5名
 雨上がりの裏山は全体に霧がかかっています。草、若い笹は湿り気がありました。天候が不順で参加者が少なく、全員で裏山全般の草刈りをやりましょうということで作業開始。日が良く当っている所は背高く、傾斜部はあまり伸びてない(日当たりが悪く)。笹は湿り気があり刈り易かったです。雨あがりで気温も上っておらず、汗をかいたあとでは寒さを感じました。休憩、昼食も早く切り上げ、寒さ対策で作業開始。そして、本日の予定作業終了。皆さんご苦労さんでした。

(笠間市 石脇 忠)

4-14 水戸市「梅が丘小学校」整備
 令和7年5月19日(月)9時半~15時 曇 参加者 会員7人
 4月は雨のため中止となり、今回も昨夜からの雨が降り止まず、迷いましたが集合時間までには止む予報でしたので、予定通り行うこととしました。メンバーの皆様も迷ったと思いましたが7人参加していただきました。          
 通路や林内の草刈2人と北西側の立木の伐採5人に分かれての作業としました。隣地に近いのでロープやチルホールを使用しての作業のため、5~6本の伐倒と玉切り小枝の集積で作業終了となりました。今後は参加人数次第ではありますが、草刈り伐倒の他、落ち葉プール作りや通路の整備等も併せて行っていく予定です。学校側と調整中ではありますが、伐倒作業状況を子供達に見学させる計画もあります。

(水戸市  矢野 輝美)

4-15 東海村「東海保全林(前谷津)」整備
 令和7年5月21日(日) 9:00~15:00 晴 参加者12名(内会員10名)
 初夏なのに、梅雨も明けてないのに今日は暑くなるぞっ、とテレビでは昨日から天気予報の人が言っていた。幸い真夏日にはならないが身体がまだ暑さに慣れていない。熱中症注意だ。とは言うものの、ここ前谷津は東からの風がいい感じで吹き抜けて行く。

 今日は、自然と、伐採と草刈りと二手に分かれ作業を進める流れになった。抜群に心掛けの行き届いた会員が刈払い機を持参している。力強く、広い前谷津の現場を見事に仕上げた。まさに手練れの業である。一方で伐採組は次々と大物に取り掛かっている。こちらにも手練れはいる。ままよっとチェンソーで追い口を入れ伐倒成功。倒れたスギには、一斉に会員達がチェンソーを振るい累々とスギの丸太を並べた。これが重いのなんの片付けは遅々として進まない。慌てることも無いのでよく乾かしてから追々整理して行こうと思う。

(那珂市 神永 正千代)

4-16 ひたちなか市「西光地(サイコウチ)緑地」整備
 令和7年5月22日(水) 9:00~15:00  小雨のち曇り  参加者 5名
 「西光地緑地」は、今年度から整備を始めるフィールドです。場所はJR常磐線沿いの西側、勝田駅と佐和駅の中間あたりです。地形は四方を道路で囲まれた長方形の平地で、道路を挟んだ周囲は公園や住宅地、畑地等です。

 活動初回のこの日は、刈払い機で草刈りをしました。開始まもなく「通り雨」がありましたが、20分ほど待ってから作業を続けました(写真は草刈りの様子です)。作業後半は枯れ枝やプラスチックゴミを片付けました。また、草地に突き出ている古い切り株の一部をチェンソーで切り取りました。

(ひたちなか市 五十嵐良隆)

4-17 日立市「小木津山自然公園」整備
 令和7年5月24日(土) 活動時間 9:00~15:00 くもり   参加8人
 先月末に申請したR7年度の補助金申請が認可され入金されました。公園の駐車場は修復が終わり使えるようになり、修復でのり面のトーチカのようになっていたところに草が生えて緑に覆われて見栄えが良くなっていました。3ケ所の駐車場に20台以上の利用がありました。市としては園内道路の修復が残っているので公園の全面利用開始とのアナウンスはしていないようですが、口コミでの利用が拡大しています。このような状況から、作業中の事故防止に注意をすることを朝礼で確認して作業を始めました。

 利用者増加が予想される中央広場、避難小屋周辺の枯れ松伐採を行いました。中央広場斜面は新たなつつじエリアですが今年はすでに咲き終わって満開の時は見事だったと思います。芝滑りスロープ下の道具小屋の両脇に5mほどのトーテムポールが2本藤つるが茂って隠れていたのを今回1本見えるように整備しました。相当長い間藤つるにおおわれていたので色が鮮やかでした。次回他方を整備予定です。元の姿が現れて良い景観が復元できました。
 避難小屋周辺の枯れ松は昨年来30本ほど伐採しましたが残念ながらまだ多数あります。優先順位の高いところは伐採できましたが池の近くの道路脇に大木の枯れ松が有ります。これを伐採するには道路の通行止めと道路の損傷の恐れがあるので市の方に業者による伐採を提案しました。市では確認の上、日程を検討するとの回答です。
 北展望台への道路が修復されたので状況を確認してから今後北展望台周辺の整備を中心に作業を進めます。

(日立市 西村 啓)

4-18 潮来市「水郷県民の森」整備
 令和7年5月24日(土) 午前9時集合~午後3時解散 霧雨 参加者 5名
 当日は霧雨が降っていましたが、森の中では雨をほとんど感じることなく作業ができました。最高気温は19度とやや肌寒い気温ではありましたが、動いていると快適に感じられ、作業しやすい一日でした。


【下刈り作業後の作業道】

 この日は全員で下刈り作業を実施しました。以前取り組んでいたフィールドまで作業道ができ、活動場所までのアクセスがよくなりました。
 少人数ながらも、力を合わせて作業を進めたことで、驚くほど広い範囲をきれいに整備することができました。草や低木が取り除かれ、見通しの良い明るいフィールドへと変わりました。
 作業中、森の中に立ったままの枯れ木に、たくさんのキノコのようなものが生えているのを発見。調べてみたところ、それは「きくらげ」でした。自然の中でこのように自生しているのを見るのは初めてでした。
 今回の作業が順調に進んだため、次回は引き続き下刈りを行いながら、枯れ木の伐倒作業にも取り組む予定です。
 自然の中での発見もあり、充実した活動となりました。参加者の皆さま、お疲れさまでした。

(行方市 長峰 隆幸)

4-19 常陸太田市「西山公園森林」整備
 令和7年5月25日(日) 9:00~15:00 曇り 参加者5名

 昨日からの雨もちょうど止んで、新年度最初の活動です。今年度は南西の角地で、昨年度ほどは斜面も急ではないようです。前回は平成24年度に整備した場所なので、13年ぶりとなります。初めに南側の林道を歩いて、エリアの南東端を確認しました。その後、伐倒隊は駐車スペース脇の枯木に取り掛かります。一方の下刈り隊は、昨年度エリアに接する部分から刈り始めます。先程までの雨で下草が濡れているのと、足元がぬかるむので、慎重に作業を進めました。昼休憩をはさんで、下刈りは午前中の続きを、伐倒は北斜面の小径木をそれぞれ進めました。未だエリアの全貌は掴めませんが、次回は暴れてしまっている大木を倒そう、ということになりましたので、ご参加お待ちしております。

(東海村 小金沢 知己)

*4-20 稲敷市シルバー人材センター 刈払機取扱実技講習会
 令和7年5月28日(水) 9:00~15:30 晴  講師 会員2名 受講参加者20名
 今年度最初のシルバー人材センターの講習会依頼がありました。参加者は20名で、一日の講習会です。
 作業中の事故、特に石飛による事故がなかなか減少しないので、安全就業対策を目的とした講習会、特に石飛び事故を防ぐための安全な作業法を主としての講習依頼でした。
 全員安全衛生教育修了者です。5年前に受講された方も参加しており、懐かしく話をしました。昨年の5月にも稲敷市シルバー人材センターで同じ趣旨の講習会をおこないました。
 午前中は新利根公民館での座学で、自己の安全管理、作業者同士の安全管理、機械の安全管理、作業現場の安全管理、作業前の安全管路、作業中の安全管路、石飛の原理、作業後の安全管理について講義をしました。
 午後は、君賀小学校跡地での実習をしました。石飛が少ないカルマーを各自に使用していただき、その効果を体験してもらいましたが、ヘッドが重くあまり高評価はえられませんでした。切れ味もイマイチというところですが、目的が違うので、どこかは犠牲になるのでしょう。
「機械を止めると、かからなくなる」という受講生がいて「プラグを変えればかかる」と主張していましたが、点検してみると燃料フィルターのつまりでした。フィルターの予備がなかったので、汚れをこすり取る応急処置をすると、エンジンは難なく復活しました。固定観念が機械の点検を遅らせ、不自由な仕事をすることになっていました。
 力一杯機械を振る癖がついており、左足が先に出る受講者がいるのは、どこの講習会でもおなじで、切れる刃で、ゆっくり刈れば疲れないことも、併せて指導しました。

(取手市 冨田 光紀)

4-21 ひたちなか市「津田・風致地区1~4」整備(4月~5月)
 令和7年4月1日~R7年5月22日  毎週火曜日  計6回  参加者延33名
 風致地区1は、4月、5月ともに雨で活動を中止しました。5月13日風致地区2の活動のときに風致地区1の草刈りを実施しました。Sさんの頑張りでほぼ全域の草刈りが完了しました。
 風致地区2では、シラカシ1本と竹の間伐、全域の草刈りを実施しました。また、メンバーのKさんが育てていた8本のクヌギを植樹しました。この木が大きくなった頃には、千の風になっているかな。
 風致地区3では、全域の草刈り、ビオトープ整備、竹林の間伐、池の水草一部撤去を実施しました。ビオトープでは3月に小場江用水で採取し放流したカワニナが確認できました。また沢蟹も見つけました。今後も状態を見守って行きます。
 風致地区4では、全域の草刈り、不要木の伐採を実施しました。杉1本、株立ちのホウノキ2本、シラカシ2本を伐採しました。また、桜が折れて倒れていたため処理しました。表面上は酷く傷んでいるようには見えませんでしたが幹の中が腐ってパイプのようになっていたため風で倒れたものと思われます。

 

《風致地区2に植樹したクヌギ》 《風致地区4で倒れた桜の幹》

              

                               (ひたちなか市 菊地 寿雄)

4-22 那珂市「県民の森 木工の家」間伐材利用活動(4~5月)
 令和7年4月と5月の活動は 7回(臨時2回、フェスティバル1回) 参加会員延べ63名
 集積していた間伐材料を使い、会員各自がその材の木質を活かし、会員の個性あふれた細かな加工や大胆な作品を個人用作成しています。又、手間暇をかけてお互い批評しながら製作。イベントでは有りえない価格設定が多く個客に喜ばれております。
 森林公園で開催されるフェスバル向けて、丸太椅子の最終仕上げを協力し、会員同士のあうんの呼吸で役割を分担し、イスを18脚製作出来ました。
 イベント出品の竹ポックリは制作日程が採れず、臨時で(4月4日)会員渡辺作業場の竹を採取。その場で加工し、またもや此処でもあうんの呼吸で120脚を作り、これで数回のイベント対応可能な数を確保できました。
 水戸市森林公園フェステバル(5月3~5日)に参加いたしました。今回の展示場所は森のシェ-ブル館前で山桜の樹の木陰。森のシェ-ブル館の来客に加えて、駐車場に面しており多くの来園者に観て頂きました。
 更に一日2回の恐竜とのジャンケン大会が始まるとお子様連れの一行さんが集まります。それに付けて当ブースも木工カートや竹ぽっくり、竹馬でお子様が遊ばれる為、お子様へのサポ-トが忙しくなると共に売上も上がりました。公園利用者に活動掲示・間伐材使用作品の展示販売ができました。売り上げは、今までの最高額を達成致しました。当クラブの水戸市森林公園成沢地区整備活動の成果の現れと感謝しています。
 木工の家会員も成沢地区整備に多く参加して行きたいと思います。

(城里町 渡辺 健)